プレイボーイと酔っ払いヌナ (ページ4)

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昨日の夜 ※修正済ページ4

_Aside_

朝、パッと目が覚めると

見知らぬ部屋の大きなベッドの上にいた。

白に統一された生活感のない部屋。

明らかに私の部屋ではないし、こんな部屋は来たことない。

知人の家でもないのだとしたら ..

「ん～ .. 」

ふと、そんな低い声がして

私の隣の膨らみがもぞもぞ動いた。

もしや誰かいるのか。

落ち着け私。私一体誰と寝たんだ。

思い出せ、思い出せ .. 、

昨日の事 ..

んーと、あれは確か ..

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昨日の夜、

いつもより早めに帰宅できたので、ナムと電話したり、テレビを見たり、家でゆっくりと過ごしていた。

あれは確か２３時半頃。

机に置いていた私の携帯に、着信があった。

携帯の画面には、愛しいあの名前。

「もしもし .. ユンギオッパ、？」

こんな時間に電話をかけてくるのは珍しく、少し不安になった。

『 A。こんな時間に電話かけて悪い、

話したいことがあるんだけど、今から家行ってもいいか？』

いつもより更に低く、暗いユンギオッパの声。

彼と会う時は、いつも緊張してしまうのだが、今日は更に緊張が高まった。

それから２０分程経つと、静かな部屋中に、インターホンの音が鳴り響いた。

『は～い、開いてるよオッパ～』

インターホンの画面越しに見える彼に、そう言った。

家に入るなり、ユンギオッパは少しムスッとした顔で、リビングのソファに座った。

YG 「ちゃんと鍵かけなきゃ駄目だろ、

変な奴が入ってきたらどうするんだ .. 」

心配性だな、って思いつつ

『気をつけま～す、』

軽く敬礼をしながらそう言うと、

彼はうん、と小さく言い、口角を上げた。

『喉乾いてない？なんか飲む？』

「ビール頂戴、呑みたい気分。」

酔っ払ったナムとジン先輩がコンビニで大量に買ったビール。
まだ冷蔵庫に沢山入っているので、減ってくれるのはありがたいが、彼はあまり呑まないので、珍しい。

キッチンにある冷蔵庫を開き、中からキンキンに冷えた缶ビールを二本取り出した。

ユンギオッパにビールを渡すと、どうも、と軽く会釈した。

『あ、それでユンギオッパ。

何か話があって来たんじゃないの、？』

ビールを一口飲み、そう聞いた。

YG 「あぁ ... あのさ。

A 、別れよう。」