１０８度 ページ33
海の上
ナツは張り切っていたものの船酔いで弱っていた。
「おぷッ」
「ナツ…大丈夫？」
「今さらなんだけど…ちょっと怖くなってきた」
「てめ…人を巻き込んで何言ってやがる…！つーかオッサン！！何で急に船を出したんだ」
「オレの名はボボ…かつてはあの島の住民だった…」
「え！？あの島の！？」
「ああ、だがオレは逃げ出したんだ…あの忌まわしき呪いの島から…本当に君たちにこの呪いが解けるのかね？」
そういいボボと言った人物はマントを翻す。
「悪魔の呪いを」
マントの下の腕は、悪魔のような腕をしていた。
「オッサン…その腕……」
「呪いって…まさか…その…」
グレイ達は驚き目を丸くした。ただAは静かにそれをじっと見ていた。
「あれがガルナ島だ」
ボボが指差す方を見ればゆらりと月の光に照らされる島が見えた。
「ねえ……おじさん…！」
ガルナ島を見てボボから目を放している内にその姿は何処にも居なくなっていた
「あ…あれ？いない！？」
「落ちたか！？」
「海の中にはいないよぉ…」
「…」
「A？」
Aはただ空を眺めていた。ルーシィが声をかけると「え、あぁ。うん」と何処か上の空と言った感じだった。
ゴォォオオオオ…
「な…何の音？」
「あれだよっ！！」
「え、」
いつの間にか大波がすぐ近くにまで迫って来ていた。
これにはさすがのAも驚いていた。
「きゃあああ！！大波！！」
「呑まれるぞ！！」
「ハッピー！船を持ち上げて飛ぶのよ！」
「無理だよォ！」
「つーかコレ解け！！死ぬ！」
「グレイ生きて！」
「じゃあ解いてくれよ！」
「う、うん！」
「きゃぁぁあああ！！！」
大波は船ごとA達を飲み込んだ。
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海姫(プロフ) - ウェンディさん» 引き続きありがとうございます！ これからもシュラ君とセイジュ君は活躍していきますのでよろしう くお願い致します！ (2015年12月2日 1時) (
レス) id: d87b6866b9 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - シュラ君もセイジュ君もかっこいいです！ (2015年8月13日 19時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - あやねさん» 返事遅れてすみません！うわぁ！！そんな褒めていただいて恐縮です！ (2014年9月17日 0時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
あやね - おもしろい…っおもろ過ぎ (2014年8月2日 11時) (レス) id: 9c3de66068 (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - ナッツさん» 本当ですか、笑 私もボカロ好きですよぉぉおお！！今は鹿子さんのglow.っていうのを聞いてます！ (2014年6月19日 21時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海姫 | 作成日時：2013年12月8日 1時
