私、なにかしたっけ。【stpr】

10話 ページ12

ななもりside


俺らがお姉ちゃんにシスコンを隠し冷たくし始めたのは中学生になった頃からだった。

原因は...



な「お姉ちゃん〜ころんが全然起きてくれないんだけど」
『えーまた？しょうがないなぁ』

莉「お姉ちゃんこの問題わかんないぃぃぃ」
『見せて、お姉ちゃんが教えてあげる』

さ「姉ちゃん俺のゲーム相手になって〜」
『ん、りょーかい』

こ「お姉ちゃんババナぁぁぁぁ！！」
『あぁバナナ無くなったのね、買ってくるから静かにしてて』

ジ「姉ちゃん…俺また爆発させたわ」
『家の修理費用...頑張らないと』

る「お姉ちゃんジェルがうざいです」
『えーじゃあ部屋替えした方がいい？』


昔、いつでも俺らを優先してくれた姉

...俺らはお姉ちゃんに甘えすぎていたんだ






ある日の夜

な「お姉ちゃん帰ってこないね」

買い物に行ってくると外を飛び出していった姉が帰ってこない
もう3時間も経っているというのに

莉「流石に遅いよね」
る「どこに行ったのでしょうか？」

みんなで心配していると...


リビングにひとつの電話が鳴り響いた

俺が受話器を取った瞬間
？「翡翠Aさんの家の番号でお間違えないでしょうか」

な「...誰ですか？」

？「警察です

お宅のAさんが交通事故で救急搬送されました」

警察らしき人からこのことを伝えられた。

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