私、今日から声優さんと同居します!!３

助けて ページ43

A「お、おの、のの、おののきさんっ！？」

小野「もはやそれ違う人だよねそれ」

A「いや、あの、これは、色々問題があるというかっ//」

小野「えぇ？神谷さんは良くて俺は駄目なの？」


素晴らしい低音



A「……は、」



待って。何で神谷さんに抱きしめられたの小野さんが知ってんの。


小野「ごめんね。あの時俺実は起きてたんだ」


あの時

とは神谷さんの誕生祭の時であろう

ちょっと待とう落ちつこう

起きてたって？あの悲劇の一部始終を？



A「っ、」


アニメーションで表すとしたらボンッってやつ


小野「っはは、かわいいなぁAちゃん…」


小野さんの腕は軽々と私の背中の面積を通り越しているわけで

私と小野さんの距離はゼロなわけで



小野さんの息が耳にかかってるんです
助けて下さい


A「ふぉあ！？」

小野「ん？」


A「ちょ、手、手っ！//」


小野「手が…何？」



手が腰から横腹に移動して徐々に上へ


A「小野さ…ひっぅ…///」


小野「何？言わないと分からないよ？」



首筋に頭を埋めて意地悪く笑う小野さんに


そろそろ頭が付いて行かなくなった



その時




ﾋﾞｭﾝｯ



「「！？」」


小野さんの顔すれすれに何かが勢いよく通り過ぎて

壁に突き刺さった音がしたので振り向いてみると



鋏で小さい虫が串刺しになっていた









神谷「おしい…」







手が滑っちゃった


手を離せ


そんな言葉より重りがあって




神谷「もう少しだったんだけど…」





二人同時に全身に冷や汗をかいた




ヤヴァイ小野さんが喋らない


リアルでビビってる


そして実際私も今ちびりそうになってます助けて




神谷「いつの間に、そんなに仲よくなったか





僕にでも分かるように






教えてよ







小野君」









小野「死ぬ…(確信)」





どうしよう小野さんがさとりを開き始めた

目がマジだ

光が無い






神谷「」


小野「行きます！」


A「おぉ…」


がんばっておのさん



小野「なんちゃって！！！！！！！！てへぺろ！！！！！！！！！！」




その瞬間やってしまった風が流れた









神谷「今の時間を返せ」









その後小野さんの叫び声がこだまするのは
多分もう神谷小野あるあるでしょう。

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