私の学校は何かがおかしいっ！！[男性声優]

4月 入学式。 4 ページ5

入学式が終わり、クラスに戻ってきた。

神谷｢はい、皆さん、お疲れ様でした。特に、神田さん、挨拶、よかったですよ。｣

A｢は、はい！ありがとうございます……(灬 ˊωˋ 灬)｣

神谷先生に褒められちゃった……！

神谷｢はい、では予告通り、自己紹介をしてもらいます。出席番号順でしようと思います。｣

きたかー、うわーと声が聞こえてくる。

＿＿＿＿

次は梶君の番だ。

梶｢椎名中学校から来ました！梶 裕貴です！好きな食べ物は焼肉！部活は中学校の時やっていたサッカーしようかなーと思っています！あ、呼び名はご自由に〜！よろしくなっ！！｣

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ……

……梶君、あんなにハキハキ喋れてかっこいいな。

皆ほぼ初対面なのに、梶君を中心として、和気あいあいとしてるもん。

そんなことを考えてるうちに、自分の番がきた。

A｢あ、あの、はじめまして...！神田 Aです！好きな食べ物は甘いもの……です！あ、でもたくさん食べたら気持ち悪くなります……部活は、まだ決めていません。中学校のときやっていた部活にしようか、悩んでいます。私、女だし、絡みにくいかもしれませんが、話しかけてくれたら嬉しいです、よ、よろしくお願いします( ´ ▽ ` )｣

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ……

ダメだな、私。もっとハキハキ喋れるようにならないと。

……夢叶わないよ。

そのまま自己紹介は進み、全員終わった。

神谷｢はい、じゃあ皆さん仲良くするように。｣

梶｢先生！！｣

神谷｢？なんですか、梶君。｣

梶｢先生は自己紹介しないんですか？？｣

神谷｢さっきやったじゃないですか。｣

梶｢あれは、ただ名前いっただけですよね！？あれは自己紹介のうちに入りませんっ！(￣∀￣)｣

神谷先生は困ったようにため息をついた。

神谷｢……はあ。わかりました。改めまして、神谷 浩史です。好きな食べ物は……そうだなぁ……ハンバーグかな。部活は、空手部の顧問です。よろしくお願いします……これでいいですか？｣

梶｢はい(￣∀￣)｣

神谷｢じゃあ、これで終わりです。明日は午前中だけの登校なので、昼食はいりません。では、速やかに帰るように。起立、気を付け、礼。｣

全員｢｢｢ありがとうございました！！｣｣｣

4月 入学式。 放課後。→←4月 入学式。 3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す