今日の相談「今週のビックリドッキリメカ」 ページ24
〜銀崎 零さんリクエスト〜
ひなた「今週のーっ？！」
ゆうた「ビックリドッキリメカーっ！！」
2wink「「じゃじゃーんっ！！！！」」
『…………』
教室を間違えただろうか。
ひなた「間違えてないよ、Aさん♪」
ゆうた「こんにちは！あなたの葵ゆうたです♪」
ひなた「同じく！あなたの葵ひなたです☆」
『ナチュラルに心読まないで……』
ESビルの一角にある「アイドル相談室」の引き戸を開ければ、そこには「キャッキャウフフ」と言いたげな笑顔でスキップをする葵双子がいた。楽しそうだなおい。
『…それで…葵双子はどうしたのかな…？』
2wink「「どうもしないよ？？」」
『どうもしないの…？どうもしないのに
ひなた「何かないとここに居ちゃいけないってこと…？」
ゆうた「じゃあ、Aさんは僕らを追い出すってこと…？」
『そんな捨てられた子犬みたいな顔しない！！可愛いでしょうが！！！！』
つい心の叫びが漏れ出てしまった…こら葵弟くん、「うわ、」って顔しない！声も漏れてますよ！
そうやってまぁ、どんちゃん騒ぎを繰り返していれば、相談室の窓から覗く空は茜色に染まり、子どもたちの帰宅を促すチャイムが微かに聞こえてくる。
ゆうた「うわ、もうこんな時間。」
ひなた「また実りのない時間を過ごしてしまった…」
ゆうた「それを言うなら詰まらぬものを切ってしまった、でしょ。」
『いや詰まらぬものは切ってないし、私とのあの時間は実りのない時間だったのね。』
2wink「「そんなことないよ、お姉さん！」」
『わぁ、なんて変わりみの早い。』
狭い相談室で器用にくるくると回りながら、双子は扉の近くまで移動する。そうして勢いよくこちらを振り返り、それはそれはいい笑顔で私を見つめるのだ。
ゆうた「それじゃあね、Aさん！」
ひなた「また遊ぼうね、Aさん！」
『はいはい、またね。葵兄くん、葵弟くん。』
ひなた「むむむ。」
ゆうた「こんなに仲良くしたんだから、名前で呼んでくれてもよくなーい？」
ひなた「よくなーい？」
『貴様らそれが目的だな。』
ひなた「えへへっ☆」
ゆうた「えへへー☆」
『ほら、暗くならないうちに帰りなさい。ひなたくんとゆうたくん。』
2wink「「はーい！」」
まったく、ずる賢い子たちだな。
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夜透田 流(プロフ) - 勿忘草色の蜜蜂さん» ありがとうございます！HiMERUくんキャラを掴みきれてなかった自覚があったので、そう感じて頂けて嬉しいです！ (2022年4月14日 20時) (
レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草色の蜜蜂 - ひめる様ぁ…！すっごくよかったです！作者様ありがとうございます！ (2022年4月13日 20時) (レス) @page12 id: e814718385 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - moekaさん» コメントありがとうございます。現在作者の多忙につき、なかなか更新が出来ない状態となってしまい、今に至ります。本当に少しづつですが、下書きを進めていますので気長にお待ち頂けると幸いです。これからもよろしくお願いします。 (2021年10月18日 15時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月13日 3時) (レス) id: e9f0e4b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - しいなさん» コメントありがとうございます！コロナ禍ということもあり、大学生活が忙しく中々時間が取れず更新を止めておりました…少しずつでも進めていきますので、これからもよろしくお願いします！ (2021年4月29日 22時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜透田 流 | 作成日時：2020年3月23日 14時
