今日の相談「可愛い」 ページ23
〜愛那さんリクエスト〜
『あー、つまり？』
北斗「つまり、A先生に御教授願いたい。」
『いや…いやいやいや……』
北斗「…ダメだろうか。」
『おい待てお前！！どこで上目遣いなんて覚えた！！先生はそんな子に育てた覚えはありません！！』
何を言ってるんだ、とあなたも思っただろう。安心しろ私もだ。
私の目の前で悲しそうに眉を下げうるうると(？)した愛らしい瞳で見つめてくるこやつは氷鷹北斗。あの生ける伝説飛鷹誠矢の実の息子である。
飛鷹誠矢といえば。あれは今頃何をしているのだろうか。いや、現役アイドルらしくアイドル活動に勤しんでいることだろう。囚人らしく(？)。
『氷鷹北斗くん。』
北斗「はい。」
『私は誰かな。』
北斗「俺たちのA先生です。」
『いいえ。夢ノ咲学院とESで雇用されている心の教室相談員、スクールカウンセラーです。』
北斗「？(変わらないと思うが、まぁつっこまないでおこう。)」
『いい？私はね、相談員なのよ。先生だけどね。元アイドルだけどね！だからね！！指導は出来ないのよ！！何度も言うけど！！』
北斗「…？」
よく分かりません、って顔をするんじゃねぇ！！！！その顔すれば何でも許されると思ってるのか！！場合によるわ！！
しかもだ。彼の話によれば、指導して欲しいのはトリスタではなく、氷鷹くん一人のみらしい。なんでだ。お前もあの明星スバルみたいなことを言うんじゃないだろうな？！
北斗「…A先生に教えを乞いたいと思うのは、いけないだろうか。」
『いけない訳じゃないんだけどね。時と場合と内容によるのよ。私は先生だけど、曖昧な立場だしね。プロデューサーでもないし、貴方たちに教えてあげられることはどうしても限られてしまうの。(仕事内容ではあるけどね！！)』
北斗「……なら、俺の歌とダンスを見て、…その、良いところだけでもあげて頂けないだろうか。」
さっきまで真っ直ぐに私を見つめていた正統派イケメン(？)はどこへやら。彼は頬を薄らと赤く染めて、恥ずかしそうにそう言った。
いつぞやの「Aに見て欲しいのっ！」と言い放った間違った青春を歩んでいる顔をした(？)明星スバルを思い出したが、気にしては負けだ。
『分かった、分かったから。だから、その顔はやめてくれ…死人が出る…』
北斗「…A先生が最近ファン化してきているという噂の意味が分かった気がした。」
なんだその噂はけしからん。
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夜透田 流(プロフ) - 勿忘草色の蜜蜂さん» ありがとうございます！HiMERUくんキャラを掴みきれてなかった自覚があったので、そう感じて頂けて嬉しいです！ (2022年4月14日 20時) (
レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草色の蜜蜂 - ひめる様ぁ…！すっごくよかったです！作者様ありがとうございます！ (2022年4月13日 20時) (レス) @page12 id: e814718385 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - moekaさん» コメントありがとうございます。現在作者の多忙につき、なかなか更新が出来ない状態となってしまい、今に至ります。本当に少しづつですが、下書きを進めていますので気長にお待ち頂けると幸いです。これからもよろしくお願いします。 (2021年10月18日 15時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月13日 3時) (レス) id: e9f0e4b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - しいなさん» コメントありがとうございます！コロナ禍ということもあり、大学生活が忙しく中々時間が取れず更新を止めておりました…少しずつでも進めていきますので、これからもよろしくお願いします！ (2021年4月29日 22時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜透田 流 | 作成日時：2020年3月23日 14時
