今日の相談「意外な」 ページ19
一彩「あ、Aさん！」
『おぉ〜、こんにちは、天城弟くん。』
一彩「む。ぜひAさんには、一彩と呼んで欲しいよ！」
『今日も元気だね〜。』
一彩「聞いてないね、Aさん！！」
軽く頬を膨らませ、「もう、」なんて不服そうな天城一彩くん。遠くの方から「おーい、Aさーん！！」なんて、藍良くんの声も聞こえてくる。
しばらくすれば、顔を綻ばせた藍良くんが私へと駆け寄ってきた。
藍良「久しぶりっ！Aさん！」
『久しぶり、藍良くん。』
藍良「っはあぁぁぁ……推しに名前呼ばれた…最っ高にラブい……」
顔を覆い蹲る彼を介抱していれば、「ご迷惑をおかけしているようですな、」と上から声が掛かる。しゃがんだその姿勢のまま見上げれば、こちらを覗き込む綺麗な顔が二つ。
巽「初めまして。風早巽と申します。」
『初めまして、風早くん。私はESアイドル相談員の小野禾Aです。』
巽「えぇ、存じ上げておりますよ。藍良さんと一彩さんがいつもお世話になっています。」
『あはは、それほどでも。』
二つ並んだホクロが特徴的な彼、風早巽くんは、礼儀正しく挨拶し、そして私に手を差し伸べてくれる。その手を取って立ち上がれば、藍良くんものそのそと立ち上がる。
『……それで、マヨイはどうして隠れてるの？』
藍良「…………マヨイ？！！なんで呼び捨て？！！」
一彩「僕のことも呼び捨てにしてくれて構わないのに。」
藍良「はぁーーい、ヒロくんは黙ってて！」
やんややんやと騒ぎ出す二人は、騒ぎながらもマヨイの袖を引っ張り、理由を聞く気満々であることが伺える。風早くんも「不思議な繋がりですな」と頭にはてなを浮かべている。
ちなみに、当の本人であるマヨイは、風早くんの後ろから引きずり出され、ひぃひぃ言っている。
『ハイハイ。天城弟くんも藍良くんもその辺にする。マヨイも観念しな。』
マヨイ「は、はひ……」
『こら、だらしないよ。アイドルなんだからシャキッとする！！』
マヨイ「す、すみませんすみませんすみませんんん…！」
バシッと音を立てて背中を叩いてやれば、マヨイは否が応でも背筋を伸ばす。そうして背筋を伸ばした彼は、いつものように謝り倒すのだ。
藍良「そ、それで…Aさんとマヨさんの関係って…？」
『義理の姉です。』
マヨイ「わ、私は他人だと思ってますけどね…」
『お姉ちゃん泣いちゃう。』
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夜透田 流(プロフ) - 勿忘草色の蜜蜂さん» ありがとうございます！HiMERUくんキャラを掴みきれてなかった自覚があったので、そう感じて頂けて嬉しいです！ (2022年4月14日 20時) (
レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草色の蜜蜂 - ひめる様ぁ…！すっごくよかったです！作者様ありがとうございます！ (2022年4月13日 20時) (レス) @page12 id: e814718385 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - moekaさん» コメントありがとうございます。現在作者の多忙につき、なかなか更新が出来ない状態となってしまい、今に至ります。本当に少しづつですが、下書きを進めていますので気長にお待ち頂けると幸いです。これからもよろしくお願いします。 (2021年10月18日 15時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月13日 3時) (レス) id: e9f0e4b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - しいなさん» コメントありがとうございます！コロナ禍ということもあり、大学生活が忙しく中々時間が取れず更新を止めておりました…少しずつでも進めていきますので、これからもよろしくお願いします！ (2021年4月29日 22時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜透田 流 | 作成日時：2020年3月23日 14時
