皇帝の裏側 Part２【あんスタ】 (ページ49)

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女王、利用される。の巻ページ49

羽風薫side

『…お疲れ様です、では駄目だしをしますね。』

薫「うげ…あんなにやってもまだ駄目なとこあるんだ…」

『それを指摘するために私がいるんです。我慢なさってください。』

薫「ま、Aちゃんだから、全然いいけどね！」

『ではまず、乙狩君から…』

薫「無視？！」

彼女、天祥院Aが、記憶を失ってから何日か過ぎ去った頃。
夢ノ咲学院は、次のドリフェスに向けて大忙しだった。

彼女のあの口調には、決して慣れたわけではない。
むしろ、違和感しかない。多分それは、学院の生徒の大半が思っていることだろう。
だけど、そんなこと言ってられない。

だって…

晃牙「おい、A、ここがなんかしっくりこねぇんだけど…」

『先輩をつけなさい。ふむ、ここはですね…』

一生懸命だから。
彼女が頑張ってるのに、俺らが手を抜くわけにはいかない。
たとえ、邪魔が入っても…

その時、耳障りな声がした。

舞「あのぉ、A先輩いませんかぁ？」

水無月舞だ。あのカッターキャー以来、学院には一歩も入らせまいとしていたのに、どうやってかうちの学院に戻ってきた。
……とある二人を連れて。

『あぁ、水無月さん。どうかしたのですか？』

当然、Aは、前のことを覚えていない。
それを利用してか、水無月はAにことあるごとに絡んでくる。最近はあの二人のことをAに任せることも多くなった。

今度は一体何を企んでいるのか…？

舞「F.T.の二人が、A先輩にプロデュースしてもらいたいみたいで…」

『あぁ、分かりました。今すぐ向かいましょう。』

あぁほら。
またAが離れた。

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新ユニット Fruits.Tea.
F.T.と略される

２年Ｂ組桃園カイ(モモゾノカイ)
３年Ａ組城崎紅(キノサキコウ)

の２人ユニット

詳細は後程。。。