第57話 ページ10
九条天side
『はぁっ、はぁ…っ…は…』
時雨「リーダー！もう辞めましょうリーダー！！」
『やだ…！やめ、ない、はっ…ファンが、待ってるっ…！』
目の前には、足を震わせながらもなんとか立っているAがいた。
ボク達の仕事も終わり、Villainsのツアーファイナルを覗きに来た時には、もう既にライブはアンコール直前に差し掛かっていた。
天「A、無理しないで。」
『今無理しないで、いつすんのっ…！げほっ、っ…』
翔「おいA！そろそろお前本当に…！！」
『駄目！！』
翔「っ…」
Aに駆け寄り、何かを口にしようとした翔を、Aは声を精一杯振り絞って制した。
翔が苦虫を噛み潰したような顔で口を噤む。
『…ダメ、まだ…まだ、言わないで…』
翔「…でも、」
『主人命令。まだ言うな。』
翔「…承知しました。」
ボクはAと翔、時雨が、どんな関係なのかは知らない。
だけど、今…彼はなんと言った？
"主人命令"だって？
それじゃあ、Aと翔は主従関係にあるのだろうか。
『ほら、行くよ。翔、時雨。』
時雨「うぅ、無理しないで下さいよ？」
翔「ま、なんかあったら、俺らが全力で守ってやんよ。」
『あはは、さっすが翔！頼りになるねぇ。』
先程までの苦しそうな顔は何処へやら。
Aはいつも通りの笑顔を浮かべ、ステージへと舞い戻って行った。
彼らが戻るや否や。会場は黄色い歓声に包まれた。
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麗妃(プロフ) - 夜透田 流さん» 返信ありがとうございます！更新の件把握しました。作者様が落ち着かれてからで全然大丈夫です！というか、お忙しい中返信ありがとうございます！早くこの状況が良くなりますように、と気長にお待ちしております！ (2021年5月18日 6時) (
レス) id: 5d8b26131d (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - 麗妃さん» コメントありがとうございます！！撃ち抜かれちゃいましたか…罪な子ですね笑 現在コロナ禍ということもあり、作者が多忙ゆえに更新を停止させて頂いておりますが、気長にお待ちいただけると幸いです。本当にありがとうございます！ (2021年5月17日 23時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - とても面白かったです！主人公ちゃんのキャラがとてもキュートで、撃ち抜かれちゃいました！！これから応援させていただきます！ (2021年5月17日 19時) (レス) id: 5d8b26131d (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - ましゅさん» ありがとうございます…！泣 少しずつ更新予定とか言いながら全然更新できていなかったのにそんな優しい言葉をかけて頂けるなんて思ってなかったのでとても嬉しいです。頑張って受験終わらせて戻ってきます！ありがとうございます！！ (2019年8月30日 10時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - とっても面白くて、大好きです！！続きが気になります…更新ししなくてもいいと言ったら嘘になりますが、今は大学受験に向けてそちらに精を向けてください。執筆活動も、受験の方もどちらも応援しております。いつまでも待ってます。 (2019年8月30日 6時) (レス) id: eadb1e86ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜透田 流 | 作成日時：2019年3月3日 18時
