第10話 ページ12
九条天side
いきなり、Aに平手打ちをされた。
しかも、顔に。アイドルの顔に！
天「ちょ、ちょっと！ボク何もしてないんだけど！！」
『し、しし、したじゃん！！僕に顔近づけたじゃん！！』
天「はぁ？！」
Aは、あたふたとしながらも、先程食べていたケーキの箱から少し溶けた保冷剤を取ってきてタオルに包んでボクの頬に当てる。
その顔は、意外にも真っ赤に染まっていた。
天「…なに、照れたの。」
『べ、別に？！九条の顔が綺麗すぎたとかそんな事ないし？！』
天「それ褒めてるの、貶してるの。」
『貶してんの馬鹿！！』
彼は『ほら、保冷剤抑えてて！！』と、頬に当てた保冷剤をボクに押し付けた。
すぐさまボクから離れ、今度はボクに背を向けて自分のバッグをゴソゴソと探っている。
そんな彼に、ボクはまだ質問を繰り返す。
天「照れてないなら、なんでそんなに真っ赤なの？」
『はぁ？！真っ赤じゃないし！！』
天「暑いの？」
『そ、そう！暑いの！！だから赤いの！！』
天「認めた。」
『な、ぁ？！！』
少し狡いことをすれば、すぐに罠にかかる。
「騙したな？！」なんて、怒る彼は、今度は若干涙目で。
いつもは、もっと冷静で、あんな顔見せないのに。
初めて見た彼の顔に、少しだけときめいてしまった自分がいた。
天「…って、いやいやいや、有り得ないから…」
『何一人でぶつぶつ言ってんの。』
天「な、なんでもない。」
いつの間にか目の前にいたAはボクに疑いの目を向けながらも、その場に跪き、保冷剤を外した。
冷静さを取り戻したのだろう、彼はいつもの顔に戻っていた。
笑ってはいない、真剣な顔。
長い睫毛、綺麗な二重、若干吊り上がった紫色の瞳、口の端だけ巻いてあるような猫みたいな小さな口、色気のある口元のホクロ。
あぁ、なんて綺麗な人なんだろうか。
『ごめん。』
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - コメント失礼します！私IDOLiSH7のキャラ全員推しなのと愛され大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。あとIDOLiSH7とも絡めてほしいです。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (3月2日 9時) (
レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
星矢(プロフ) - ラディさん» コメありがとうございます！！リーダー大好きな時雨くんがこれからも大活躍(仮)していく予定です可愛いですよね！！(( (2019年2月6日 6時) (レス) id: 787493054e (このIDを非表示/違反報告)
ラディ(プロフ) - コメント失礼します！時雨くんリーダー大好きなんですか……！？可愛いくて悶えました癒しをありがとうございます((( (2019年2月5日 21時) (レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜透田 流 | 作成日時：2019年2月1日 22時
