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『……俺からも一つ質問をさせてくれ』
em「はい!答えられるものなら、なんでも」
『何故、お前は俺に関わる?』
俺に話しかけられて、嬉しそうにニコニコしてた顔が、一気に感情を失った。
ここまで、情が移ってしまった。
俺は心を休ませてはいけないんだ。いつも気を張って、周りに迷惑が掛からないように。
ならいっそタヒんだ方がマシなのだが、兄さんはどう思うだろう。折角救った命なのに。と、言ってくる。
『あぁ、やっぱその質問にはk
em「Aさんの事が、心配なんです」
…………は?』
答えにくそうに下を向いていたから、答えなくてもいいと言おうとしたら、此奴は胸に手を当て俺に言い聞かせるように、語り始める。
em「まだ私達は会って日は浅いです。ですが、貴方の話を聞いてどれだけ孤独に生きていたのか……少し、分かりました」
em「偽善者の言葉に聞こえてしまうかもしれませんが、私はそんな貴方を助けたいと思いました」
em「多分、ショッピくんも同じ事を思ってると思いますよ」
em「嫌われ者?他者の言葉に惑わされないでください」
em「貴方は……Aさんは人一倍優しくて、どんな人からも好かれる、とても魅力的な人物なんですよ」
熱弁してくれた茶の色素の薄い灰色の瞳には、涙の膜が張られていた。
それにつられ、下からコトコト何かの落ちる音。
『……はっ、なんで、落ちてんだよ。さっき、片付けたはず……』
em「Aさん……」
『俺の……っ、見た事ねぇ、色だ……ッ』
いつもはドス黒い赤と青しか無かったのに、なんで俺の足元にはピンクに緑、水色の宝石達が見えるんだろう。
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夜殺神 - 恋の戦争宣戦布告もみたでー!おもろいなぁ…あと小説の設定の書き方がいまいちわからないんで教えてくれません? (2019年10月24日 1時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - 夜殺神さん» ありがとうございます!!!┏○))ペコリ (2019年10月22日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
夜殺神 - 面白いなぁ…更新頑張ってください……もっかいみてきまぁす (2019年10月17日 16時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - セイカさん» ありがとうございます(*ˇωˇ) (2019年10月2日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
セイカ - 面白いです!更新頑張ってください! (2019年10月2日 15時) (レス) id: 517bdcf732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:來憂 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/seiya02201/
作成日時:2019年9月15日 9時