【w.r/wr/d.!】幹部？いいえそれ以下です 第一幕

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gr「うむ、宜しく頼むゾ。そして！諸君らに吉報だ！」


黒が嬉しそうに笑う。眼鏡の奥から見える赤い瞳が、ギラリと光った。

あぁ、また始まるのか。


gr「近々、戦争が起こる！宣戦布告する国は採石場を超えた、ギアラ国だ！」

os「詳しく説明すると、ギアラ国は鉄やダイヤを独占しとる。不可侵条約には「一部の鉱石を独占しない事」が、約束されていたはずなんやど……」

gr「先日、オスマンが外交で独占の件を聞いたのだが、口約束だけではダメだな。改善をしようとする意思が見えん」

tn「という訳で、こっちから宣戦布告をするという訳や。お前ら分かったか？
詳しい立ち回りについては、この資料を見て各自動いてくれ」


資料を見ると、何故か自分の立ち回りが書かれていなかった。嫌がらせかな？
まぁ、いつも通りなんで好き勝手に動きますけどね。

……勝手にあっちの国王の首取ればいいか。


em「あのー……」

tn「ん？なんやエーミール。」

em「Aさんのお名前が記入されてないようですが……」


ピシリ。この場が固まった。茶はそれに気付いて、身を縮める。
俺の事なんか気にしなきゃいいのに。それでお前が嫌われたらどうするんだよ。

そんな空間を壊すかのように、水が笑い始める。


kn「……あっはっは！エーミール！お前本当に優しいやっちゃなぁ！」

em「どういう事です？」

kn「そのまんまの意味や。此奴の事なんか気にせんでもええで。」

syp「クs……コネシマ先輩。同じ仲間なのにそんな事言うのって、おかしくないっすか？」


二人が俺を庇うように、水を睨む。
もう、やめてくれ。お願い、頼むから。

話を遮るように机を殴ると、喋っていた3人はこちらを見た。

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