【w.r/wr/d.!】幹部？いいえそれ以下です 第一幕

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昔から自慢出来るものが無かった。

彼奴について行って
俺達の国が出来て
幹部の補佐になって
何度も戦って
俺を庇ったあの人がﾀﾋんで

……自慢するものも、誇れるものも無くなった。

それに対して、他の仲間はどうだろう。


赤は、優しく時に厳しく、皆に好かれている。
緑は、黒くらいに知識がある。羨ましいくらいだ。
青は、無能と言われながらもサポートに長けてる。
黄は、近接が強くてどんな相手も倒してしまう。
水は、周りよりも声が大きく、注目を集める。
黄緑は、戦闘面はオールラウンダーな、構ってちゃん。
桃は、声が良く遠距離が得意で、皆に愛されてる。
白は、動物に優しく、好きな事に精を尽くす。

……そして黒。彼の放つ言葉は魔法がかかっているみたいで魅了される。視線をも奪われる。


こんな人達が俺の仲間である。

まぁ、実際は俺が勝手に仲間だと思い込んでただけで、彼奴らは違うだろう。

いつも俺は一人で行動してる。別にイキってる訳では無い。隠してた秘密と俺のせいだからこそ、もう迷惑をかけないように、一人でいるわけだ。


……そんな一人ぼっちの話。




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色の所はイメージカラーです

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