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syp視点


夕方も過ぎ、すっかり暗くなってしまった。

……だがいつまで経ってもA先輩は帰ってこない。お陰で場内の一部は慌てふためいている。
夕食の時間、いつも幹部の席とは遠く離れた入口付近で部隊の人達と食べているのだが、いつまで経っても姿を現さない。

流石に不審だと感じたエミさんは、幹部全員に聞こえるように聞いた。


em「Aさんを知りませんか?」


皆食べる手を少し止めるが、何事も無かったかのように元に戻る。
……この人達に心は無いのか?いや。クソ先輩とロボロさんを除いたら、心はあるはずなのだが……


syp「何で誰も答えないんすか」

kn「ええやん、彼奴居ても居なくても変わらんし」

syp「……はぁ?」


この人達頭おかしい。そう思うほど言ってる意味がよく分からなかった。
効率を求めるコネシマさんからしたら、今のA先輩は邪魔しかしない。効率を落とすと考えているのだろうか。


syp「もういいっす」

rb「……そういや、見回り頼んで随分長いなぁ」


と、ロボロさんが言葉を零した。見回り?あの人はいつも朝と夕方に行くはず。一時間程度で終わらせるはずなのだが、そうなると流石に遅くないか?


syp「ちょっと俺、見てきます」


周りの人の制止も聞かず、食堂を飛び出す。辺りは街灯のお陰で少し明るいが、それでも暗い所は暗い。
息を荒くして走り回っていると、一人の子供が俺に声を掛けた。


「あ、かんぶのお兄ちゃんだ!」

syp「ッ……!どうしたんすか、早く帰らないと危ないっすよ」

「こっち来て!」


と、子供に引っ張られるがまま路地裏に連れて行かれる。入り組んだ道を通り、辿り着いたのは一つの行き止まり。


syp「ここは……?」

「これ、見て」


目を凝らして見てみると、(おびただ)しいほどの血痕。血の跡は点々ながらも路地裏から大通りにまで伸びていた。

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夜殺神 - 恋の戦争宣戦布告もみたでー!おもろいなぁ…あと小説の設定の書き方がいまいちわからないんで教えてくれません? (2019年10月24日 1時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - 夜殺神さん» ありがとうございます!!!┏○))ペコリ (2019年10月22日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
夜殺神 - 面白いなぁ…更新頑張ってください……もっかいみてきまぁす (2019年10月17日 16時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - セイカさん» ありがとうございます(*ˇωˇ) (2019年10月2日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
セイカ - 面白いです!更新頑張ってください! (2019年10月2日 15時) (レス) id: 517bdcf732 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:來憂 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/seiya02201/  
作成日時:2019年9月15日 9時

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