30 ページ31
鉄が一つで、一等兵や二等兵などの兵士。
銅が二つで、曹長・軍曹などの下士官。
そこから、銀と金の球体を埋め込んだ階級があって……
という過程で言うならば、ダイヤが五つで、大将という将官の立場にいるという事。
多分此奴みたいな奴が他にもいて、戦場で彼奴らと戦っているんだろう。
『此奴らの鎧にはめ込んでいる石を、お前らは独占しているという事だ』
「そんな小さな鉱石で独占?はっ、ノイ国の奴らは節穴だなぁ!」
『ほぅ……?俺に学が無いと?』
「そうだ!お前はこの国の兵士でも、学者でもなかろう。そんなお前が我らの国の事なんか分かるか!」
……どうやら此奴らは、本物の大馬鹿者だ。
一つ溜め息をついて、俺の胸をしつこくつつく大臣の首元を引き裂いた。
頸動脈を狙ったんだから、喋る事も困難だ。
倒れた大臣を退け、国王に刃を向ける。
『さて、ギアラ国の国王さん。白状したらどう?』
「……だ」
『あ?なんて?』
「投降だ…… 我々の負けだ……」
*****
その後はあっという間だった。黄色の隊である腕章をつけた奴が「お疲れ様です!」と俺に声を掛け、国王と副大臣を連れて行った。
大臣に手を合わせ、その場を立ち去る。城の中を探索し、必要そうな書物を書庫から探す。
するとここ何年かの鉱石の採石量が書かれている書物を見つけた。俺はこの書物と他の気になる書物を持ち、ギアラ国から立ち去った。
627人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜殺神 - 恋の戦争宣戦布告もみたでー!おもろいなぁ…あと小説の設定の書き方がいまいちわからないんで教えてくれません? (2019年10月24日 1時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - 夜殺神さん» ありがとうございます!!!┏○))ペコリ (2019年10月22日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
夜殺神 - 面白いなぁ…更新頑張ってください……もっかいみてきまぁす (2019年10月17日 16時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - セイカさん» ありがとうございます(*ˇωˇ) (2019年10月2日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
セイカ - 面白いです!更新頑張ってください! (2019年10月2日 15時) (レス) id: 517bdcf732 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:來憂 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/seiya02201/
作成日時:2019年9月15日 9時