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パァン。

乾いた音が響く。休んでいた小鳥は慌ただしく音を立て飛んでいった。

咳き込むのと同時に、赤い液体も吐き出される。微かに鉄の匂い。これは間違いなく血だ。
水に肩を押され、反抗する気もなく仰向けに倒される。左の脇腹を見ると、血がどんどん服に染み込んでるのが分かる。

……撃ったのは彼奴しか居ない。


os「……っは、はぁ、はぁ」

sp「うっ……ぐっ、」


そこには、スパルタクスが苦しそうに呻いていた。だが血は流れ出ていない為、撃たれてない。それだけで俺は安心した。


os「……審判さんこの場合はどうなるん?致命傷、負わせたんやけど」

シンパン「残念ですがオスマン様。首元に刃を突き立てたA様が一歩早かったので、今回の勝利はA様の方になります」

os「チッ……あーあ、シッマの話に乗ったんが間違いやったわ。」

kn「オスマンてめぇ!!」


二人が口喧嘩を始める。俺は今すぐこの場から早く立ち去ってほしいのだが、血の量が多いので力が入らない。


op「今すぐ、この場から立ち退きなさい」


その声に弾かれたように周りが振り向いた。そこにはオプロイテが鞘から抜かれた剣を、二人に向けていた。
……どうやら、俺の知らない所でとても逞しくなっているようだ。


op「A様の傷に響きます。喧嘩なら他所でやって下さい」

os「でもなオプロイテ。貴方の為に

op「それは本当に私の為でしょうか」

それは……」


やめろオプロイテ。言えない代わりに目で訴える。
それに気付いてくれたのか、剣先を床に付けこれが最後だと言わんばかりに言い放った。


op「私は!A様の部隊に配属もとい、直属の部下でございます。もう、オスマン様の部下ではございません! ……ですよね、スパルタクス?」

sp「あ……あぁ。私もオプロイテと同じ意見です。もう、コネシマ様の部下ではありません」


二人の目には決意が宿っていた。
緑はその言葉を聞き、意気消沈した水を引っ張るように連れていった。

……そこから俺は、意識を失った。

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夜殺神 - 恋の戦争宣戦布告もみたでー!おもろいなぁ…あと小説の設定の書き方がいまいちわからないんで教えてくれません? (2019年10月24日 1時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - 夜殺神さん» ありがとうございます!!!┏○))ペコリ (2019年10月22日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
夜殺神 - 面白いなぁ…更新頑張ってください……もっかいみてきまぁす (2019年10月17日 16時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - セイカさん» ありがとうございます(*ˇωˇ) (2019年10月2日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
セイカ - 面白いです!更新頑張ってください! (2019年10月2日 15時) (レス) id: 517bdcf732 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:來憂 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/seiya02201/  
作成日時:2019年9月15日 9時

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