33.お姫様抱っこ ページ34
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走って塔を駆け上がる。…言っては何だが、体力には自信が無い。
持久走なんか、もってのほかだ。何十段か上った後に、肩で息をしていた。
K「大丈夫か！？」
『だ、大丈夫…先に行ってて…すぐ追いつくから』
すると、きっくんは私の後ろに回り、持ち上げた。
『うぇっ！！？』
E「ったく、キザな事を…」
これは、女子が憧れていると言われている、"お姫様抱っこ"だった。
我に返って、顔が真っ赤になっているだろうか。控えめに、じたばたと動く。
『いいって、きっくん！」
K「へーきっ！俺に、任せろ！」
と、明るい笑顔を見せ、前を向いて走り出す。
…私は、重くもなかったら軽くも無い。いわゆる、標準体重だ。なのに、涼しい顔で私を横抱きしているきっくんが、素直に凄いと思った。
…でも、こう近くできっくんの顔を見ると、結構イケメンだなって思う。何で、あんな痛い事を言うのかが、不思議で仕方なかった。
じっと顔を見つめていると、短くなっていたひげが伸びた。
その頃、グミはFBを引き留めていた。
グ「FB様、危険です！おやめ下さい！」
F「でも、今すぐ行かにゃいと、Aちゃんが帰っちゃうでしょ！？」
ミ「大丈夫ですよ、FB様！こんにゃ事も見通して、塔に兵を隠してますにゃ！」
F「おおっ！流石ミク！いいではにゃいか！」
双眼鏡で、塔の所を見ると丁度隠れていた兵士が出てきた。
だが、重さに耐えられなかったのか、その足場の部分だけ崩れ落ちる。
F「ダメではにゃいか！？…こうなったら、最終手段！」
グ「まさか…！？いけません！！流石に、好感度も下がりますにゃ！！今以上に！！」
F「今以上ってにゃに！？とりあえず、スイッチ！」
ミ「はい、どうぞ」
グ「何であるんですか！？」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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星夜(プロフ) - 静さん» ですよね、行かなきゃって使命感が働きますw (2017年3月31日 2時) (
レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
静 - こんな猫の国なら喜んでついていきます…(〃-ω-) (2017年3月31日 0時) (レス) id: 9fdf480479 (このIDを非表示/違反報告)
星夜(プロフ) - 半熟卵さん» えおえおさんは、ムタさんポジですが、なんか可愛くなっちゃいましたね(困惑 (2016年12月10日 15時) (レス) id: 828662fdb9 (このIDを非表示/違反報告)
星夜(プロフ) - 星空怜歌さん» ありがとうございます！ これからも、頑張ります(*^ω^*) (2016年12月10日 15時) (レス) id: 828662fdb9 (このIDを非表示/違反報告)
半熟卵(プロフ) - えおえおさん可愛すぎる…(悶絶)このお話大好きなので頑張ってください！応援してます(o尸ﾞ｀・ω・´)o尸ﾞ (2016年12月3日 8時) (レス) id: 15c557a3f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星夜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/seiya02201/
作成日時：2016年11月20日 19時
