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Chapter.14:双子 ページ16

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「この、無礼者!!」





大きな声で言い放った。


後ろの暖炉から、ドンドンと何かを叩く音が聞こえる。





―――――…早く逃げろよ、あのバカ。





そう思いながら、クスリと笑った。





「あ。 あろまとぴーすけ隊長じゃん。 どうしたの?」

「FB…じゃねぇな。 お前、誰だ?」

「…やっぱ、この髪色で分かっちゃうか。 そう、俺はFBじゃない。」

「王は何処に行った。」

「逃げたよ?俺が王で、FBが召使。どうせ、国民なんて王を殺せれば、良いんだろ?」

「まぁ、かく言う私も、そう思っているけどね。」

「…さっきから、何か叩く音が聞こえるんだけど。」





そう言って、あろまは後ろの暖炉に目を付けた。


―――――…感が良すぎる。





「どうせ、下の国民達が城を叩いてるんだろ?」





そう言うと、音は自然と止んだ。外からは、騒がしい声。





「あろま、今はそんな事どうでも良い。 ねぇ、早くFBを差し出せ。」

「…俺とFBは双子だ。」

「だから、何だと言いたい。」





「FBが悪なら… 俺だって、同じ血が流れてるよな?」








俺は、にんまりと、意地悪そうに笑った。

Chapter.15:処刑→←Chapter.13:無礼


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小真紀(プロフ) - はい! (2016年10月20日 22時) (レス) id: a061b3425d (このIDを非表示/違反報告)
星夜(プロフ) - 小真紀さん» ありがとうございます! (2016年10月20日 22時) (レス) id: a66d1a6344 (このIDを非表示/違反報告)
小真紀(プロフ) - ご参加ありがとうございます!これから読ませていただきますのでよろしくお願いいたしますm(__)m (2016年10月20日 22時) (レス) id: a061b3425d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星夜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/seiya02201/  
作成日時:2016年9月1日 20時

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