第四楽章＿＿約束 ページ9
この1週間、エクレアを食べ続けていたA。
「そろそろやめたらどうです？」
皮肉屋さん(←)のストリウスが声をかける。
「全く太りはしませんが、外見が凄いですよ……?『フードファイター』、とやらですか。」
『余計なお世話。今日で食べ終わるつもりだから……』
倫太郎さん、この前も食べてなかったからな……後で少しお裾分けに行こうかな。
そのとき、レジエルがズオスのメギドを馬鹿にする。
「お前のも大したこと無いなぁ？」
ストリウスは言う
「本当ですかねぇ？」
ズオスは笑い言葉を発する。
しかし私はこの『エクレール・オ・ショコラ』略してエクレアを喉に詰まらせた。
く る し い
『っ……はぁ……』
レジエルが呆れた目を向ける。
「…………馬鹿だ……………」
これは完全にレジエルだけではなく、ストリウスやズオスも痛感していた。
私は何とかやりすごし、飛羽真たちの様子を見る。
『仲間割れ……かな』
子育て王といわれる仮面ライダーバスターが飛羽真を怒鳴る。
倫太郎が止めるが、飛ばされて頭をぶつける。(その時私が笑ってしまったのは水勢剣流水のように水に流して下さい。)
＜約束は必ず守る＞
何故そう言い切れるの？
私とも約束したのに…
忘れてるくせに、約束なんて……
『約束なんて……』
心の声が漏れた。
「約束なんて、アルターブック1ページ分の価値もないですよ」
どこかで聞いたことのあるセリフ……
「そうだな！約束なんて、ただの口先だろ？すっぽかしてる奴が殆どだ！」
ズオスが叫ぶように言う。
「煩い、脳筋。……ふん、新しいメギドか」
「彼ですか」
『……なんか……格好いい……』
「というか、俺のメギドも見ろよ…」
……結局はセイバーも勝ってしまう。
私たちはそう、悪の華だった。
一枚ずつ散って、最後にはみんないなくなる。
私はそんな結末を変えたい。
だから、セイバーに、ブレイズに…倫太郎や…賢人には申し訳ないけど、私は私がすることをするだけ。
『ごめんね……なんて、言っても意味ないよね』
小さく呟き、外へ出る。
最近は外に出る機会が多くなったな……でも、人には触られたくない……
椅子に置いたままの桜華剣は物足りなさそうに煌めいた。
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鯨の仮面屋(プロフ) - 好きです、、主人公ちゃんカッコ良すぎますって、、（突然すぎるやろう） (2022年7月21日 2時) (
レス) @page13 id: 1416a1882f (このIDを非表示/違反報告)
綾香 - 数快黒絵さん» ありがとうございます!これからまた楽しんでご覧ください…! (2020年11月13日 22時) (レス) id: aa2c43b082 (このIDを非表示/違反報告)
数快黒絵 - すごい… (2020年11月13日 0時) (レス) id: bba681e93d (このIDを非表示/違反報告)
数快黒絵 - すごい… (2020年11月13日 0時) (レス) id: bba681e93d (このIDを非表示/違反報告)
夢見 腐愛(プロフ) - いえいえ！全然大丈夫ｩｩ(笑)私の方も更新しているので宜しくお願いしますね これからの更新も楽しみです！頑張ってください！ (2020年11月3日 16時) (レス) id: c181f4e3a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾香 | 作成日時：2020年9月1日 19時
