藤井くんに弱みを握られたので専属パシリになった (ページ10)

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「会長のあほ…」

『え、藤井く…』

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…………………………やらかした！！

「はあ……会長、はよ出んで」

え、何堂々と喋ってるんですか？

何が起こってるかわかってます？

絶対変な噂流されますけど。それ覚悟の上の行動ですかって。

てかお前が喋らなかったら私の独り言で済んだ話なのに！！全てお前が悪い！(なすりつけ)

『ちょ、まって…ほんとに付き合ってたんだ』

『ね。ただの噂だと思ってた』

「だからそんなわけないだろーーーーー！！」

個室の外でされる会話にもう一度突っ込む。

キィ、と古びた音がなってトイレのドアが開かれた。

『会長と藤井くん…』

「断固否定！副会長と付き合うくらいならゴリラと付き合う方がマシだよこのやろーー！！」

そう言ってトイレを飛び出す。

次の日、号外巻かれました。

【生徒会長、生徒会副会長とトイレの個室で何を……？】

いや何もしてねえ。

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