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会議はもうとっくに終わってる。生徒会以外は無所属のくせに、私はずっと帰宅できずにいた。
いや、せずにいた。
生徒会室の窓からは、校庭がよく見える。
カーテンを少し開ける。夕暮れ時の光が差し込んだ。
校庭では、陸上部、野球部よりも大きい場所でサッカー部が練習をしている。
そんなサッカー部の中でもひときわ輝いて見えるのは、私の想い人である小瀧くんだ。
ボールを蹴って、シュート。
カッコよく決まったシュートによって、周りにチームメイトが群がったている。
彼は笑って踵を返すだけだ。
あー今日もかっこいいです！
とりあえず籍入れたいね！HAHA！！
なーんて冗談は置いといて。
校庭の周りにいるギャラリーの量も半端じゃない。
ほぼ全員、彼のプレーやサッカーしてる姿を見にきたと言っても過言じゃないと思う。
そんな人だかりの校庭より、ここの方がよく見えるのになぁと思うけど
ここは一般生徒の立ち入りを禁じている。
これこそ生徒会の特権でもあるよね。
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作者名：ぽむりんこむ | 作成日時：2019年11月7日 19時
