ドキドキ生徒会室 -第一章-【stpr】

第36話 ページ39

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目の前に広がった光景に目を窺う


わかるも何も…

いつも顔合わせてるからわからない筈がない…！


そう、目の前にシルエットで映し出されたのは楽しそうにポージングした6人の姿だった


嗚呼、これを答える私が恥ずかしい…


半分呆れながらも勝負には負けてられないのですぐに答える


A「…えー、左から順に、ジェルくんころんくん莉犬くん、るぅと会長、ななもり先輩さとみ先輩…です。」


私が言い終わると緊迫感溢れる音声がわざとらしく流れ出す




ズズン、ジャンジャンジャンジャン…⁉

ピンポンピンポンピンポーン！！！




『凄い！見事全問正解だぁー！』


ふぅー…

よかったぁ…

ちゃんと合ってたー


もしここで間違えていたら生徒会メンバーが大激怒するところだった

リレーとしてもかなりまずい事になってたと思うから…一先ず安心。


そう胸を撫で下ろしていると


るぅと「さぁ、先輩っ、いきますよっ！」


箱から出てきた会長は私の手を取り、ゴールまで一直線に走る

そして…私達はゴールテープを切り…


『ごぉぉぉーーーーっる！
　生徒会チーム一位でーーす！』


ﾜｧｧｧｰ！



るぅと「…っ先輩！おめでとうございます！
　 見事全問正解の一位ですねっ」

A「…っはい！ありがとうございますっ！」


私達は2人で勝利の笑みを浮かべていると


ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ…！


莉犬「Aちゃーんっ！」

A「わっ！」


私に向かって全力で走って来たかと思うと凄い勢いで飛びついて来た


莉犬「おめでと〜！全問正解するなんてすごぉい！」

ジェル「ホンマやね〜！…あっ、もしかして…Aちゃんってそれくらい俺らのこと好きなんとちゃう？」

A「ちっ、違いますっ！いつも一緒にいたらシルエットくらいわかりますよっ…！」

さとみ「へぇ〜、Aちゃんって素直じゃないよね」

ななもり「ホントだよね〜」

ころん「まぁ、いいんじゃない？
　 僕はAちゃんのこと好きだし」


ﾎﾞﾝｯ…！


急な驚きの発言に茹で蛸のように赤くなったのが自分でもわかる。


なんか…

今日、全員から口説かれてる気がするんですけど…っ？

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