ドキドキ生徒会室 -第一章-【stpr】

第21話 ページ24

A「…やめて下さい……ななもり先輩」

な「えー、なんで？
　 だって今日俺のターンなんだよ？」

A「………」


まぁ、約束は約束だしなぁと思いながらも私は俯く


な「…ね、Aちゃんなんかあった？」


そう言って顔を覗き込んでくる先輩は

さっきとは違くて頼れるお兄さんのような雰囲気に
変わっていた


A「な、なんでそう思うんですか…？」

な「んー、だっていつもみたいに顔赤くしないし…
　 テンションだってそんなに高くない…
　 だから、元気ないのかなぁ〜？って。」


先輩にはお見通しなのか…

凄いな…

確かに、ちょっとモヤモヤしてる事がある

それはもちろんクラスでのこと

ころんくんやジェルくんに構われるのは嫌いではないけど、女子に睨まれるのは勿論良い気はしない…

だからやっぱりなるべくクラスでは
関わらないようにしたいんだけど…

あの2人が来るんだよなぁ…

でも、こんな事ななもり先輩には言えないよね…

な「あ！わかった！
　 ころジェルのどっちかと二人三脚一緒に
　 なったんでしょ！」


え…

ズバリっ！と言わんばかりの満面の笑み

彼はエスパーなのかもしれない

そう思ったのは私だけではないだろう


な「あ、その固まり方は図星でしょ？」

A「…なんでわかるんですか…？」

な「そんなの、Aちゃんが好きだからに
　 決まってるでしょ？」

A「…っ//あ、ありがとう…ございます…？」


ななもり先輩と一緒にソファに座り悩みを打ち明けてみることにした

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