ドキドキ生徒会室 -第一章-【stpr】

第12話 ページ15

次の日の放課後

私はバッグを肩に掛け生徒会室へ向かった


どーしよう…

緊張する…


ガラガラガラー


A「…こんにちは」

莉犬「あっ！Aちゃんだ〜！」

ころん「ホントだ！ちゃんと来たぁ〜！」

るぅと「お疲れ様です」

A「…お、お疲れ様です…」


生徒会室に入った途端、信号機組に囲まれる


莉犬「Aちゃん！疲れたでしょ！
　 俺と一緒座りましょ！」


そう言って莉犬くんは私の手を取り
会長の机の前に置かれているソファーに
一緒に座らされた


るぅと「莉犬だけずるい〜！」

ころん「あれっ！Aちゃんのバッグに
　 付いてるキーホルダー！」


そう言って私のカバンについていた
猫のキーホルダーを指さす


莉犬「最近人気のキャラクターじゃん！」

るぅと「ホントだぁ！可愛い〜！」


そう言って皆がソファーの上に置いてある私のバッグに集まり、キーホルダーで遊んでる


…いや、この光景が可愛いかよ…


莉犬「Aちゃんは、猫好きなの？」


キーホルダーから目を逸らし、私に質問を投げかけた


ころん「僕、犬がすき〜‼」


ころんくんが元気に立ち上がって挙手する


莉犬「お前には聞いとらん。」


すかさずツッコミをいれる莉犬くん


るぅと「僕もどちらかと言うと犬が好きですかね」


会長まで、首を傾げて可愛げにボケをいれる


莉犬「だから！るぅとくんにも聞いてませんっ！」


ぷぅ、と頬を膨らませ莉犬くんがお怒りだ

コントみたいな可愛いやりとりに思わず頬が緩む


A「ふふっ、えっと、猫は動物の中で
　 1番好きです」


やっと、質問に答えてもらえて嬉しいのか、
ぱぁぁっと表情が明るくなったのがわかった


莉犬「猫いいよね！俺犬派だけど猫も好きだよ！」


必死に伝えてくれる莉犬くんの心遣いが嬉しくて、
また頬が緩む


A「可愛いですよね」

莉犬「あっでもね！今は犬好きのメンバー
　 しかいないけど、猫めっちゃ好きな人が1人…
　 まぁ、正式には2人…？」

A「本当⁉誰ですか⁉」

莉犬「それはねぇ〜」


ガラガラガラー

さとみ「俺だけど？」


生徒会室の扉が開くと大人組3人が立っていた

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