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Your side
ちょっとして、お互い笑いが落ち着いてきた時にジェミンくんが口を開いた。
JM『ありがとう、本当に。』
「…何が？笑」
JM『んー、いろんなこと！』
いまいち意味が分からず、私は首を傾けた。
JM『…高校の時、僕と交換日記してくれたこと、楽しいお話いっぱいしてくれたこと…それと、』
"Aちゃんを好きでいさせてくれたこと。"
ジェミンくんの言葉はほんの少しだけ、胸が痛かった。
「、その好きっていうの本当だったんだ…」
JM『本当だよ〜僕は嘘なんてつかないよ、笑』
・
JM『僕ね、来月からアメリカに行くんだ。』
『多分、しばらくここには戻ってこないと思う。』
なんとなく、なんとなくだけど
ジェミンくんとはもう二度と会わないような、
もし会ったとしても話さないような、話せないような気がして。
ジェミンくんと二人で話せるのは、きっとこれが最後だ。
じゃあ、言わなきゃ、自分の気持ちを。
言わないと、
私とジェミンくんのあの頃の時間まで嘘になってしまう気がして。
「あのね、ジェミンくん」
ジェミンくんは何も言わず、ただ微笑んだまま。
あぁ、私この表情が好きだったんだな。
何も言わないけど優しさだけが伝わる、そんな表情。
「今から、交換日記の最後に書きたかったことを言うね。」
「ジェミンくんのことが好きだった。でも当時の私は自分の気持ちを言う勇気がなかった。」
「だから、ジェミンくんに彼女ができたって聞いた日の放課後話した時、すごく辛かった…笑 でもね、」
一つだけ確信していることがある。
「ジェミンくんが初恋でよかった。」
そう私が放った瞬間、とびきりの甘くて溶けそうな笑顔を見せた。
JM『僕からも、ありがとう。』
____________
「ジェミンくん、交換日記持って行かない？」
「私が持っておくのは、なんかむず痒くて、笑」
私にとって交換日記は、初恋を見つけてくれた有難い存在な反面、長い間私を苦しめたものだったから、ジェミンくんに持っていてほしかったのだ。
JM『ふふっ、僕が持ってていいの〜？』
「うん、見返す機会ないかもしれないけど…」
交換日記を渡すと、ジェミンくんは優しく笑った。
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風ちゃん(プロフ) - パールさん» 読んでいただきありがとうございます。これからもっといい作品が作れるよう精進いたします。 (2月24日 16時) (
レス) @page47 id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - 切なくて泣きました🥲素晴らしい作品をありがとうございます！！ (2月24日 15時) (レス) @page47 id: e93d71faa2 (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - wakaさん» 人生は一筋縄では行かないですよね…主が形にしたかったものを主様が全て代弁してくださってます笑 (12月5日 7時) (レス) @page45 id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - そうよね、そんなにうまく人生行かないわよね。甘酸っぱい気持ちと、ほろにがさとそんな感じでした😂 (12月4日 21時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - wakaさん» waka様の思った内容にできず、申し訳ありませんでした…主も一緒になる方向で作りたかったのですが、学生時代の淡い思い出というのをテーマに作っていたので、このような結末にさせて頂きました😭お読みいただき誠にありがとうございました。 (12月4日 21時) (レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風ちゃん | 作成日時：2023年11月2日 18時
