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Your side
ドンヒョクくんが言っていた言葉が、大人になった今なら痛いほどわかる。
結局ジェミンくんとは一度も話さずに高校生活を終え、そこそこの大学に進学し、今は一般企業の事務として働いている。
社会から見るとまさに凡人だろうが、給料も丁度良い具合に貰えて、結構充実していると思う。
…
ジェミンくんのことなんてすっかり忘れていた頃。
仕事から帰ってポストを見ると、ジェノくんから同窓会の招待状が昨年と同様に投函されていた。
…ジェノくんにも申し訳ないな。
かれこれ同窓会には10年間も行っていないのに。
そこで高校時代のドンヒョクくんの言葉が思い浮かんだ。
"ちゃんと自分の気持ちにケリつけないと、ずっと引き摺ることになるよ。"
この10年間、まさにそうだった。
ドンヒョクくんが言った通り、ずっと引き摺っていたのだ。
もちろん、好きな人も出来たし、付き合った人も一人だけいた。
でも、結局長続きしなかった。
…行って、私の心にケリをつけないと。
怖くてもジェミンくんと話すんだ。
私は、ジェノくんが送ってくれた招待状の"参加"の部分に初めて丸をつけた。
____________
そして、冒頭に戻る。
同窓会の会場、昔過ごした教室へ誰にもバレないように足を踏み入れ、静かに端っこへ。
久しぶりに見たジェミンくんは、誰よりも綺麗だった。
思わず見惚れていると、誰かに肩を叩かれた。
「あっ、ジェノくん…？」
JN「ふふ、Aちゃん久しぶり。」
そして、久しぶりに見たジェノくんはすごく男っぽくなっていた。
なんだか、見るのも恥ずかしいぐらい。
JN「やっと来てくれた…俺ずっとAちゃんに送ってたのに全然来ないから、笑」
「ごめん…」
JN「いや、いいよ。どうせジェミンのことで来れなかったんでしょ？」
やはりジェノくんは何でもお見通しなんだな…
ジト目を向けられ、何も言えない私。
JN「ジェミン、あそこにいるから話してきたら？」
「そんな軽い感じで言われても…」
JN「高校の時も結局それで話せなかったじゃん…」
10年前の方が圧倒的に優しかった気がするんだが、触れないでおこう。
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風ちゃん(プロフ) - パールさん» 読んでいただきありがとうございます。これからもっといい作品が作れるよう精進いたします。 (2月24日 16時) (
レス) @page47 id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - 切なくて泣きました🥲素晴らしい作品をありがとうございます！！ (2月24日 15時) (レス) @page47 id: e93d71faa2 (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - wakaさん» 人生は一筋縄では行かないですよね…主が形にしたかったものを主様が全て代弁してくださってます笑 (12月5日 7時) (レス) @page45 id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - そうよね、そんなにうまく人生行かないわよね。甘酸っぱい気持ちと、ほろにがさとそんな感じでした😂 (12月4日 21時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - wakaさん» waka様の思った内容にできず、申し訳ありませんでした…主も一緒になる方向で作りたかったのですが、学生時代の淡い思い出というのをテーマに作っていたので、このような結末にさせて頂きました😭お読みいただき誠にありがとうございました。 (12月4日 21時) (レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風ちゃん | 作成日時：2023年11月2日 18時
