【小説】バカ部！！

第15話 ページ16

俺、優馬は校舎裏でLI○Eのグループトークを見返す。
ライブとか、すごい大規模な事やるなぁ。俺の時と同じくらい大規模じゃん。

俺が一年の時はなんだっけ。
今回と似た様な感じのパーティー系だった気がする・・・。
去年のことなんて覚えてないからなぁ。

で、確か俺は誘導勧誘組、だっけ？もちろんサボってるけど。

俺みたいなハイテンションバカがやっても、みんなドン引きするだけだし。
てか実際に一年の頃ハイテンション先輩が

「一緒に部活をやらないかい！？」

とか言ってきてドン引きしたし。誰とは言わないけど。

今頃先輩たちライブの準備してるんだろうなぁ。

・・・セットをめちゃくちゃに破壊したらどんな反応するかな。
いや、破壊するふりしたらどんな反応するんだろ！！

「早速屋上に・・・・・・やめとこ。」

ガバッと立ち上がるがすぐにその場に座った。
そんなことやったら確実に逝く。
屋上から落とされて

「ほ〜ら、他界他界〜。」

ってされる。絶対笑顔でされる。
そんな高い高いいやだ。

まだ準備してるかな？準備中だったら差し入れ持って行こう。
この近くのコンビニなら行き帰り五分で済むからな。

みーくんまだライブ準備してますか?

もし終わってても俺が食うしいっか。

「っし、走っていくか！！」

スマホをカバンに突っ込み、持ち手を掴んで走り出した。

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