「一を聞いて十を知る」 ページ5
「着いたぞー！」
「「「福井ー！」」」
それから、北陸新幹線で時間を過ごした僕らはなんやかんやで駅に着いた。
「で、どこ行くの？」
音也が楠に尋ねた。
「まずは、早乙女社長と日向さんと月宮さんの為のお土産に越前ガニを買って、それから陰陽師探しですね」
「おぉ！俺、越前ガニ食べてみたかったんだよなぁ」
「じゃあ、買いに行きましょうか」
そして、お土産屋さんへ。
「トキヤー！お揃いのボールペン買う？」
「なんで貴方とお揃いにしなきゃいけないんですか...ボールペンだけですよ」
「やったぁ！トキヤ大好きー！」
「仲良いな」
そして、越前ガニとそのほかを買って駅を出た。
「で？どうすんの？陰陽師何処にいんだよ。てか、ホテルのとかは？」
翔が楠に語りかけた。
「なんも情報聞いてないけど」
一時無言が生じた。
「はぁ！？どうすんだよ！？手がかりなんもねぇぞ！？」
「そういえば早乙女さん、何も言ってくれませんでしたね...」
トキヤも頭を抱えた。
すると。
「あれ？なんか携帯鳴ってない？」
「あっ、僕だ」
そう言って、電話に出た。
「はい...あっ、母さん？どうしたの？え？福井に帰ってきたんだから家に帰って来い？...うん、分かった」
楠は携帯を切った。
「誰から？」
「母親。家に帰れってさ」
「幸輔の実家か？」
楠は少し困ってしまった。
「どうしよう...陰陽師探さなきゃいけないのに僕だけ先に実家に帰るのはちょっと...」
その時、セシルが一言言った。
「じゃあ、コウスケのジッカに私達が行けばいいんじゃないんデスカ？」
「え？なんでそうなる？」
「そうだよセシル、幸輔の両親に迷惑かかっちゃうよ」
「そうでした。スミマセン、コウスケ」
楠が誤った。
「いいんですよ。それより、本当にみなさんどうするんですか？」
皆は考えていた。
すると...
「あっ！」
「どうしたの鈴？」
「陰陽師で思い出した。そういえば、中学の時の友達に陰陽師と会ったって言ってた子がいたんです」
「鈴ちゃん、それ本当！？」
七海が食いついてきた。
「でも、デマじゃないのかい？」
「いえ、本当って言ってました。確か、九字？とか禹歩？とか言ってたような...」
すぐにトキヤが目を見開いた。
「九字？...禹歩？それって、陰陽師が使う術ですよ！？」
「え？なんでトキヤ知ってんの？」
「陰陽師について、徹底的に下調べしましたから」
「ふーん...」
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小冬 - とても面白く、詳しく書いてあるのでわかりやすいです！！幸輔がとても魅力的で面白いです！！これからも頑張ってください！！楽しみにしています (2019年7月17日 20時) (
レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なまけ忍者2 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月26日 23時
