シャイニング事務所の清掃員が帰って来た。またトラブルを連れて。【男主】 (ページ17)

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「青天の霹靂」ページ17

そして次の日。

無事に陰陽師を見つけた楠御一行は東京へ帰ることとなった。

「いやぁ、僕初めて東京行くんだよねぇ。楽しみだなぁ」

「そうなんですか？」

楠が聞いた。

「うん。修学旅行も京都と沖縄だったし...あっ、知ってるか？」

「実は僕、修学旅行行ったことないんですよ...」

光明が硬直した。

「中学の時は風邪で寝込んでて、高校の時は停学処分受けてました」

「うわぁ...不運だったね...」

「だから、今こうやって東京にいるのが楽しいんだ」

光明がニヤニヤと笑っていた。

「なっ、なんですか...？」

「いやぁ、青春っていいなぁと思ってさ」

楠が呆れ顔をした。

「僕達同い年ですよね？しかも母校が一緒」

「なら、そんな硬い口調やめたら？ほら、穏やか穏やか！」

「えぇ...」

すると、楠は咳払いをして光明に言った。

「これでいいの？」

「うん！良かった！僕達本当の友達になりそうだね！」

「そうかな？」

そうこうしている内に東京駅に近づいてきた。

音也や翔やセシル、春歌と鈴は熟睡していたが他のメンバーは話に花を咲かせていた。

そして、東京駅に着いた。

「ふわぁ～ぁ。おはよう...」

「だいぶ熟睡してたね、音也」

「新幹線ってなんか眠たくなっちゃうんだよね。幸輔もそうならない？」

「そうかな？」

そうして、新幹線を降りた楠達はシャイニング事務所へと足を進めた。

「社長、失礼します」

トキヤがノックをした。

「入ってマース！」

「失礼します」

扉が開いた。

「あっ、早乙女さん！お久しぶりです！」

「オオゥ！Mr.チヨハラ！お久しぶりですネー！」

「「イェーイ！」」

早乙女と光明がハイタッチをした。

「ずいぶん仲がいいんですね～僕も混ぜてほしいです！」

「社長とハイタッチしてる奴初めて見た...」

那月と翔が自身の声を漏らした。

「で、早乙女さん。お祓いして欲しい場所はどこ？」

あっという間に真剣な顔になり、光明は早乙女に尋ねた。

「ソーデスね...とりあえず、Mr.チヨハラの霊感を信じマース。これも事務所のピースの為デース！」

「えぇ？其れで良いんですか？分かりました！任せ下さい！」

光明が敬礼のポーズを取った。

「ST☆RlSHのミナサンはお仕事に戻ってクダサーイ！お疲れ様でしタ！」

ST☆RlSHや楠や鈴が家や仕事に戻り、光明は春歌と共に行動することになった。

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