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大毅に見つからんようにって、
こっそり隅っこに付けてたのに、
バレてもうたし。
「とも、気ぃ合うな。俺ら」
「まあ、そうかもな」
祭りは楽しいけど、
段々、早く、くっつきたいて、思い出してて。
浴衣の大毅に、抱きしめられたい。
こんなこと考えてるってバレたら、恥ずかしいな。
「そろそろ帰ろか」
大毅が手を差し出す。
「ん・・・」
絡ませた指先から、伝わってきた。
おんなじ気持ちやって・・・
帰り道に、降り出した雨。
「やっぱ七夕は雨降るな！今年はもつと思たのに」
「けど、晴れてる！
星は出てるもん。
織姫と彦星は会えたはずやで」
夏の天気雨。
「去年とおんなじ。
星が降らせた雨やな」
大毅が呟く。
「大毅、覚えててんや」
「当たり前やん。
人生で一回だけ、
告白したシチュエーションのこと、忘れるかい」
「えっ、あれ、人生初の告白？」
「やで！俺、これでもな、全く惚れっぽくないねん」
「どんな自慢よ」
「ともは特別ってこと！」
「照れるからやめて」
「ともの照れた顔が見たいねんて」
そんなん俺もやしな。
心ん中で呟いて。
「大毅、来年も再来年も」
「ん？」
「毎年、七夕祭り、連れてってな」
甘えて、耳元に言うてみる。
形勢逆転。
「えっ、あっ、うん」
大毅、しどろもどろんなった。
可愛ええやろ？俺の彼氏。
からかい甲斐があるねん。
「とも、今の煽りは反則」
「煽りって・・・？」
聞き返した時には、
ぐいっと腕引かれて、路地に引き込まれて。
キスされた。
「はよ帰ろ。俺もう限界。
浴衣のとも、すぐに抱きたい」
「外で言うなし！」
「誰もおらんやん！」
「大毅、一回、蹴ってええ？」
「ごめん！ごめんなさい！」
いつも通りのやりとりしながら・・・
幸せを噛み締める。
夏のはじめ、七夕の夜。
祭りのあとの静けさに、流れ落ちる、星の雨。
そっと恋人たちを包み込んだ・・・
終わり。
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fool(プロフ) - tmさん» 短くまとめるのに苦労しつつ、結構楽しくてダダっと書いちゃいました。私も一途な赤くん最高に好きです。橙くんが気の毒ですが…きっと向こうで黄色くんに出会うという、裏設定😁また他の作品にも遊びに来てね〜💖 (2022年7月11日 23時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - tmさん» ありがとうございます💕私も怖くて見れなくて…自給自足しております😆今、アンケートやってるので是非是非投票して下さいね〜💕期一人も赤緑かな？七夕には間に合わなかったんでふけど、 (2022年7月11日 23時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
tm(プロフ) - お久しぶりです！更新されてるお話全て読ませていただいてました♡お恥ずかしながら、赤くんのドラマでダメージくらってるので、foolさんの赤緑作品が私のオアシスです（ ; ; ）♡♡♡一途に緑くんを想う赤くん大好きなので、星の雨最高でしたッ！！！ (2022年7月11日 18時) (レス) @page50 id: f17f5e7704 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - �，埜�てみたいです…！ (2022年7月11日 13時) (レス) id: 1a2ca54295 (このIDを非表示/違反報告)
こっこ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます。少数なのは分かりきっているのですが漢な神山さんが大好きなので�じ�てみたいです(笑) (2022年7月10日 7時) (レス) @page46 id: a4b13bf62f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年7月3日 13時
