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「痛っ、大毅、何するねん」
「ともに現実って教えてあげてん」
「あほ大毅」
むうって膨れたら、
大毅、目を細めて、
少し切ない顔して、笑った。
「今度はもう離せへんから。
恋人として、俺のそばにおって下さい」
なんでこんなに大毅が好きなんやろう。
一人になって、ずっと考えとった。
生まれる前から決まってたんかな、って。
あほなこと、考えてまうぐらいに、
俺には大毅しか無理で。
「次、離したら、もう許さへんから」
「もう泣かせへんから・・・」
大毅が顔傾けて・・・
胸がぎゅっとなる。
ゆっくり触れた唇は、
すぐに離れてもうたけど・・・
久しぶりに感じた、大毅のキスの温度に、
早鐘みたいな心臓の音、やまへん。
「ともやあ。
あー、やっぱ、ともが好き。
ともしか好きになられへん」
大毅、照れ隠しみたいに、
ちょっと、ふざけた感じで言うてさ。
もう一回、キスしてくれた。
駅までの帰り道。
寂しくて離れられへんくって、
昔みたいに、わざとゆっくり歩く。
「大毅、初めてキスした時の事、覚えてる？」
「当たり前やろ。
部室で、ピアノ弾いてる時。
二人で着信メロディーの曲、
作っててさ。
ともがねだってきたんやもんな？」
「前半は合ってるけど、
後半はちゃう！
俺、そんなんしてへんもん！」
「えー、とも、ほんまは身に覚えあるやろ？」
人をからかってる時の大毅は、
ほんまに生き生きしてる。
「ないもん！
大毅からしてきたやんか！」
「はいはい。
ま、そういうことでええよ」
ほんまは、
大毅がなかなかキスしてくれへんから、
焦れ焦れしとってん。
けど断じて、ねだったりはしてない、と、思う。
自信なくなってきた・・・
「大毅はしたくなかったん？」
不安なって、立ち止まって、聞いてしもた。
「とも？」
振り返った大毅、びっくりな顔してる。
「俺がねだらへんかったら、
大毅、永遠にキスするつもりなかったん？」
こんな、拗ねて困らせて、
あの頃から全然成長してへん。
自立した大人になんか、
ちっともなれてないやん・・・
「ちょ、とも、からかっただけやんか」
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fool(プロフ) - tmさん» 短くまとめるのに苦労しつつ、結構楽しくてダダっと書いちゃいました。私も一途な赤くん最高に好きです。橙くんが気の毒ですが…きっと向こうで黄色くんに出会うという、裏設定😁また他の作品にも遊びに来てね〜💖 (2022年7月11日 23時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - tmさん» ありがとうございます💕私も怖くて見れなくて…自給自足しております😆今、アンケートやってるので是非是非投票して下さいね〜💕期一人も赤緑かな？七夕には間に合わなかったんでふけど、 (2022年7月11日 23時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
tm(プロフ) - お久しぶりです！更新されてるお話全て読ませていただいてました♡お恥ずかしながら、赤くんのドラマでダメージくらってるので、foolさんの赤緑作品が私のオアシスです（ ; ; ）♡♡♡一途に緑くんを想う赤くん大好きなので、星の雨最高でしたッ！！！ (2022年7月11日 18時) (レス) @page50 id: f17f5e7704 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - �，埜�てみたいです…！ (2022年7月11日 13時) (レス) id: 1a2ca54295 (このIDを非表示/違反報告)
こっこ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます。少数なのは分かりきっているのですが漢な神山さんが大好きなので�じ�てみたいです(笑) (2022年7月10日 7時) (レス) @page46 id: a4b13bf62f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年7月3日 13時
