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「ちゃうねん、これは、
なんていうかさ、」
焦って、言い訳しようとしたけど、
言葉なんか出てけえへんねん。
大毅が、ゆっくりと俺の前まで歩いて来て、
涙拭ってた手、
大毅の手で包み込んでくれた。
大毅の手の方が少しだけ小さいんやけどな、
あったかくて・・・
もっと涙が溢れ出した。
抱きしめて欲しいのに、
大毅は、切ない顔したまんまで。
少し離れた場所にあった椅子、
俺のそばに引き摺ってきて、
そこに腰掛けた。
「とも、俺な、」
「うん」
「ともにずっと隠してた事ある」
「あの女の人の事？
やっぱり浮気しとったん？」
最後に一回だけ会うた女の人。
綺麗で少し派手目の人で。
大毅よりかなり年上に見えたのに、
二人はすごくお似合いに、
俺の目には映った。
女の人には、勝たれへん。
幸せな時も、ほんまはいつも怖かってん。
いつか、大毅が女の子の方に行ってまうん。
「違うよ。
神に誓って、俺、浮気だけはしてへん。
あの人は、お客さん」
「お客さん？」
「とも、俺な、
デートクラブでバイトしとってん」
「え・・・？」
思ってもなかった言葉に、
頭が真っ白になる。
俺はてっきり、
あの女の人と今も付き合うてる、
何なら、彼女と結婚するとか、
そういう話、覚悟してたから・・・
「ごめんな。
言い出されへんかって」
「ううん。
言われへんようにしたん、
俺やから」
「ともは悪ないよ。
俺が全部悪いねん」
「全部、話してや。
最初から」
「うん・・・」
大毅がゆっくりと、
けど全部、話してくれた。
東京での大毅が、
どれだけ追い詰められてたんか、
俺は恋人やのに、
何一つ、分かってなかった。
「ごめんな、大毅。
あの頃、俺、わがままばっかり言うてた。
やから大毅・・・
俺のせいや」
「違うって。
ともに自分を責めて欲しいて、
話したわけちゃうねん。
俺、弱いくせに、見栄っ張りで。
ともの前でだけはカッコつけてたくて。
ほんま、情けないよな。
結局、一番大切にせなあかん、
好きな子、傷付けて。
ずっと後悔してた。
後悔しかなくて・・・」
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fool(プロフ) - tmさん» 短くまとめるのに苦労しつつ、結構楽しくてダダっと書いちゃいました。私も一途な赤くん最高に好きです。橙くんが気の毒ですが…きっと向こうで黄色くんに出会うという、裏設定😁また他の作品にも遊びに来てね〜💖 (2022年7月11日 23時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - tmさん» ありがとうございます💕私も怖くて見れなくて…自給自足しております😆今、アンケートやってるので是非是非投票して下さいね〜💕期一人も赤緑かな？七夕には間に合わなかったんでふけど、 (2022年7月11日 23時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
tm(プロフ) - お久しぶりです！更新されてるお話全て読ませていただいてました♡お恥ずかしながら、赤くんのドラマでダメージくらってるので、foolさんの赤緑作品が私のオアシスです（ ; ; ）♡♡♡一途に緑くんを想う赤くん大好きなので、星の雨最高でしたッ！！！ (2022年7月11日 18時) (レス) @page50 id: f17f5e7704 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - �，埜�てみたいです…！ (2022年7月11日 13時) (レス) id: 1a2ca54295 (このIDを非表示/違反報告)
こっこ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます。少数なのは分かりきっているのですが漢な神山さんが大好きなので�じ�てみたいです(笑) (2022年7月10日 7時) (レス) @page46 id: a4b13bf62f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年7月3日 13時
