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ぴょこみが見えた瞬間、一気に安堵が溢れる。
『よ、良かったぁぁぁ……』
冷静に考えてこの状況、一人じゃ心細いなんてレベルじゃない。
(知ってるけど)知らない学校に(知ってるけど)知らない制服を着て、たった一人来させられたなら多分泣いていた。
どうやら、あの時抱きしめたぴょこみは一緒に来たという事らしい。
『……ん？って事はつまり、私はぴょこみと一緒にリビングから神山高校、っていうかプロセカの世界に転移したって事？』
……本当に、自分でも何を口にしているんだろうと思う。
でも今目の前で起こっていることは現実だ。
そしてあの時、ミクちゃんに言われた事を思い出す
〜 Aちゃんが失った青春を、叶えたかった本当の想いを、私達のセカイで一緒に叶えてみない？ 〜
『……つまり神山高校の生徒？として転移した私には��もう一度ここで高校生活をやり直す事が出来る��ってそういう事で合ってる……？』
にわかには、いや、どうあっても信じられない現象が起きているが、あの時のミクちゃんの言葉を頼りにするならそういう事になる。
『そうだ。この中ぴょこみだけじゃないよね。学生なら筆箱の一つや二つ……』
筆箱は一つじゃん、と思いながら案外自分で思っている程今の私は冷静じゃ無いのかもしれない。とりあえずぴょこみを鞄から取り出す。
するとその奥には、自分が高校で使っていた筆箱や筆記用具などが沢山入っていた。教科書やノート、ルーズリーフも入っている。
普段使っていたファイルは、高校を卒業した後全くいじっていなかったのでプリントがそこそこの枚数入っていたはずなのだが、今は一枚も入っていない。
更に、鞄の内側や横のポケットやチャックを開けると、
さっき七色に輝いて私をここへ転移させるきっかけになったであろう携帯、イヤホンと充電器にモバイルバッテリー、絆創膏やヘアピンヘアゴムに手鏡まで、とにかく色々出てきた。
『……なんか、前の私の鞄より色々入ってない？』
クラスの皆から��お母さん��と呼ばれるタイプの子が持ってそうなアイテムが勢揃いしていた。
とはいえ、
『転移直後、アイテムが沢山あるに越した事は無いから寧ろ良いんだけど……』
恐らく、転移後困らないようにというミクちゃんの粋な計らいだろうと結論づける。実際、携帯の充電器があるのはすごく助かる。
この世界にも同じ携帯があるとは限らないから、一生充電できなくなる可能性もあった訳だし……
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星空 かるて(プロフ) - おしめじさん» コメントありがとうございます！いや本当めちゃくちゃ嬉しいです……4月に入ったので徐々に忙しくなりますが、なるべく更新出来たら良いなと思ってます！！ (2023年4月5日 16時) (
レス) id: ede496a435 (このIDを非表示/違反報告)
おしめじ - とても面白くて本当に大好きです！毎日更新してるかなー？ってわくわくしてます！！これからも頑張って下さい！応援してます〜！！ (2023年4月4日 23時) (レス) id: 3581385888 (このIDを非表示/違反報告)
星空 かるて(プロフ) - さふゆわさん» コメントありがとうございます！！中々お話の時間が進まなくて先の展開が頭の中でうずうずしてます！笑 頑張って更新していきます！ (2023年4月4日 10時) (レス) id: ede496a435 (このIDを非表示/違反報告)
さふゆわ - このお話とっても面白いのでお気に入りです！、これからも更新頑張って下さい！ (2023年4月4日 1時) (レス) @page39 id: cde793218e (このIDを非表示/違反報告)
星空 かるて(プロフ) - わわわ、初コメありがとうございます！！ 主人公ちゃんたまに闇属性してますよね……作者の好みでs(((これからも地道に書き綴っていきます！！ (2023年4月3日 16時) (レス) id: ede496a435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空 かると | 作成日時：2023年3月29日 2時
