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無事、ぬいぐるみをロッカーに仕舞うことに成功したAくんは「な、何の音……！？」と言いながらこちらを振り返る。
『無事、みんな僕の
「………演出…」
するとAくんは「ん？」と言って、騒ぎになっている入り口の方を伺う。
クラスの皆は今の音の正体と、床に散らばった紙ふぶきなどを見る為入り口に集まっていた。
Aくんはロッカーへぬいぐるみを仕舞うのに後ろを向いていたから、見えていなかったかもしれないけどね。
「あの床に落ちてるの……紙ふぶき……？」
『うん、そうだよ』
「……クラッカー、みたいな物ですか？？」
『最初はクラッカーから着想を得て作った物だけれど、もう少し威力が大きいかな』
更に頭の上に疑問符を浮かべるAくん。
そんな彼女を横目に、僕は廊下の外を
するとAくんは「……ぁ」と声を出した。
……そして、震えた声で僕に聞いてきた
「……もしかして、さ、さっき破裂音を出したのって……」
ここで僕はやっと気付いた
……いや、思い出した
演出が最高した喜びから突如、現実に落とされた。
……僕は、すんなり誰かに受け入れて貰える人じゃない事を
『……怖がらせてしまってごめんね。皆の目を逸らすには、これが僕に出来る一番早い方法だったんだ』
あぁ、またやってしまったとそう思った。
謝って、理由を説明して、それが何になる訳じゃないけれど、でも何も言えないよりは、そう思って僕は口を開いた
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「……ほ、本物、ですか？」
「そ、その、いま神代類さんが手に持ってるそれ、ほ、ほ、本物の、ドローンですか？」
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……どうして、そんな事を聞くんだろう
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『……そうだよ。このドローンを操作して、音を出したり、紙ふぶきを出したりしたんだ』
自分でも、次第に声が弱くなっていったのが分かった。
普段パフォーマンスをする時とは、全く違う緊張が僕の中に流れていて、耳鳴りみたいなものも聞こえてくる。
……やっぱり、誰かに嫌われるのは慣れない……
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「………すごいなぁ……！！」
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彼女のその言葉は、そんな僕の考えを一気に漂白して、
彼女の輝いた目は、僕に今の言葉が聞き間違いでは無かった事を教えてくれていた
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星空 かるて(プロフ) - おしめじさん» コメントありがとうございます！いや本当めちゃくちゃ嬉しいです……4月に入ったので徐々に忙しくなりますが、なるべく更新出来たら良いなと思ってます！！ (2023年4月5日 16時) (
レス) id: ede496a435 (このIDを非表示/違反報告)
おしめじ - とても面白くて本当に大好きです！毎日更新してるかなー？ってわくわくしてます！！これからも頑張って下さい！応援してます〜！！ (2023年4月4日 23時) (レス) id: 3581385888 (このIDを非表示/違反報告)
星空 かるて(プロフ) - さふゆわさん» コメントありがとうございます！！中々お話の時間が進まなくて先の展開が頭の中でうずうずしてます！笑 頑張って更新していきます！ (2023年4月4日 10時) (レス) id: ede496a435 (このIDを非表示/違反報告)
さふゆわ - このお話とっても面白いのでお気に入りです！、これからも更新頑張って下さい！ (2023年4月4日 1時) (レス) @page39 id: cde793218e (このIDを非表示/違反報告)
星空 かるて(プロフ) - わわわ、初コメありがとうございます！！ 主人公ちゃんたまに闇属性してますよね……作者の好みでs(((これからも地道に書き綴っていきます！！ (2023年4月3日 16時) (レス) id: ede496a435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空 かると | 作成日時：2023年3月29日 2時
