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真司「はい見つけたー。」
「…なんで、真司くんいるのぉ……、」
シャルケのクラブハウスの駐車場の端でボールを蹴っていたA。
麻也から連絡きたときに、まあ察したわ。
ブンデスの洗礼ってとこだな。
しかもAは女の子だ。
どれだけサッカーが上手くたって、女は女。
女の子は、優しい。
そんで、弱い。
真司「俺に見つかって泣くくらいならうっちーと一緒におればよかったやん。」
「…だって……っ、」
試合のダイジェストを見て気づいた。
やっぱりアンチは多いな。
Aはメンタルが強い方ではないことは、誰もがわかっていた。
多分うっちーが1番わかっているはず。
でも、同じピッチに立っていたうっちーは、試合後に何も言えないんだろうな。
真司「ほら、風邪引くしシャワー浴びて帰るぞ？送ったるから。」
「帰りたく、ない。」
真司「そんなこと言わんで。うっちー泣くぞー(笑)」
「…いま私、超かっこわるい。」
真司「ええんよ、かっこ悪いときがあったって。」
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作者名：sei | 作成日時：2016年9月20日 1時
