52.+° *無理なんてしないで。 ページ8
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ぴとっ。
あたしは思わず、快斗の額に手を当てていた。
快「______っ!?ちょ、待て!」
「あ、熱い…。ねぇ、やっぱり熱あるよ!」
あたしが熱を測るために、額に手を当てれば、慌て出す快斗。
変なの。謎。
「ね、早く帰ろ?今日は寺井さんいるよね?」
快「いるけど…熱なんてねぇっつの…っ!?」
快斗が急に頭を押さえて苦しみ始めた。
「っ、やっぱり!快斗、携帯貸して!」
快「…っ、携帯なら貸すけど、俺は大丈夫だって…。」
「嘘つき!ねぇ、あたしには嘘なんてつかないで…。」
あたしがすがりつくように快斗に目で云う。
すると快斗はわかってくれたのだろうか、
快「…A…。おう、ごめんな、俺、大丈夫じゃねぇや…。」
「…っん、やっぱり…。寺井さん、呼ぶからね?」
快「…ああ、頼む…。」
快斗とあたしの絆が、今までより深まった気がして、あたしは嬉しい反面、今の状況に心配な面もあった。
だけど快斗は、あたしに向かってひとつ微笑んで、そのまま目を瞑った。
「やっぱ、辛かったんじゃん。馬鹿快斗っ。」
周りにほとんど誰もいない状況で、あたしは1人呟いた。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白かったです!今後とも応援しています!頑張って下さい!(*´ω`*) (2022年2月11日 14時) (レス) @page50 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
リッター - とっても面白い作品でした! これからも頑張ってください! (2020年9月21日 13時) (レス) id: 996a697592 (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - 面白かったです(*≧∀≦*) (2018年10月10日 17時) (レス) id: 9a28d87f9d (このIDを非表示/違反報告)
あー - とっても面白かったです(≧∇≦) (2018年1月5日 21時) (レス) id: e7f29319e1 (このIDを非表示/違反報告)
リンカ(プロフ) - おもしろかったです(*^o^*)青子ちゃんが空気だったwww (2016年11月13日 14時) (レス) id: 673aac9037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星藍+° | 作成日時:2016年5月15日 21時