No.12 終始こわい ページ13
「だが今は違う。弔もいるし、ぜひに君を保護させてほしい。嫌かい？」
嫌って言ったら二度と朝日は拝めないんでしょ知ってます。
ちょっとだけ私欲が見え隠れしてるんですよ先生。
『嫌ではないです。ですが、その、せめて何か＿』
「うん、なにか用意させるかい。」
『仕事をください、お願いします。
家事全般でも構いませんし、なにかできることがあるのであればなんなりと。
ただ住むことを許されるのでは私の気持ちが落ち着きません。』
頭を下げる。
皆さんの家事をすることも推し事だし、雑用も推し事。
お互いウィンウィンだろこれは。
「別にいいよ、仕事とか。
黒霧ができるし、お前はそこにいるだけで。」
エーン戦力外通告ってことですよねコレ＿ごめんなさいぃぃ
『す、みません、出しゃばりました、私なんかに何かできるわけないですよね』
「…そういうことではありませんよ、ですがそうですね、なにか責任を感じてしまうというなら私の家事を手伝ってみませんか、神斬A。」
んんんんんん、黒霧さんのフルネーム呼びばちぼこ刺さるんだけど、え？？？？？？？
『は、はい、ぜひ……、お邪魔にならないように、気を付けます。』
「黒霧、」「分かっていますよ死柄木弔。難しいことはさせません。」
黒霧さんは宙に浮かんだ目みたいなそれを優しく細めると、まるで小さい子供に語りかけるみたいに
「食器や調味料の類を運んでいただくだけです。何も難しいことはありませんよ。」
あーもう黒霧さんのえっち！！！！ほぼ保育園の先生じゃん、いっぱいちゅき……
『承知致しました、精一杯努めます…！』
「そう畏まらずとも。頭を上げてください、神斬A。」
全力で腰を折った私に、黒霧さんが困ったような声音で言う。
「そんなびくびくすることないよ、ここにはお前を傷つける人間はいないし。」
まぁそんな意図ないことは百も承知ですけど！一人いるんですよそれは！！
オールフォーワンって言うんですけど！！！
『………。』
「A、君のいた施設の話を聞いてもいいかな。」
降ってきた深みのある声に勢い良くモニターを向く。
まずいまずい、私が知ってるのめっちゃ嫌われてて追い出されたことくらいだぞ。
「先生。」
「はは、弔、この短時間で随分と彼女を気に入ったみたいだね。
言いたくないなら無理には言わなくても構わないよ。」
ああもうこれ喋るまで帰れまてんでしょ私知ってる！！
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ロア - イイね！がんばれー!!!!!! (2022年9月14日 16時) (
レス) @page14 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
うにゃ猫(プロフ) - あの、えと2月から更新停止されてるので頑張ってください！応援くらいしか出来ませんが...更新楽しみに待ってます！ (2022年7月1日 4時) (レス) id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
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