Lv.13▼.溢れるチカラ、自己嫌悪。 ページ15
｢……今日からお前の名は､Aだ。｣
そう言われた瞬間、身体中に魔素が溢れる。
『畏まりました､美しき
貴方様の恩情に報いる為､精一杯働く所存で御座います｡』
魂に刻まれたAという名前。
最初に譲った魔素の数倍にも及ぶ魔素量に､身体中が高揚感に包まれる。
それと同時に､深い悲しみにも。
リムル様はただ、無意識にシオンちゃんのことから目を背けようとしたんだ。
それにとって、私は格好の的だった。
或いは､私に名をつけることで､スリープモードに移行して、暗闇の中､深く思考したかったのかもしれない。
｢さて、スマン。暫く、一人にしてくれ……｣
その言葉で静寂に包まれる広場。
朱菜ちゃんが1度だけリムル様に抱きつき､白老はゴブタの肩を抱き､静かにその場を離れていく｡
『新参者の私が言うのも、ですが。
シオンちゃんは助かります。貴方が、シオンちゃんを助けます、貴方なら助けられます。
だからどうか、希望を捨てないで下さい。』
一言伝え､その場を離れる。
自分勝手なことを言ってしまった。
後悔するも､もう遅い。
出した言葉は､もう消えない。
何が貴方が助けます、だ。
何が希望を捨てないで下さい、だ。
自分勝手にも程がある｡
苦しんでいる人にかける言葉じゃない。
『……最悪だ、』
自分に嫌気が差し､ぽつりと呟いて､ベニマル君たちの元へ急いだ。
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諒輔 - 更新してー (1月1日 10時) (
レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
紅白の巫女 - 面白すぎる！続きいいい (11月8日 18時) (レス) @page27 id: ecef28fcbd (このIDを非表示/違反報告)
おもろー - さいこーーーーーー！！！ (11月5日 21時) (レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
珠梨(プロフ) - 細石さん» ディアブロカウントダウン！ (9月30日 12時) (レス) @page27 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 初めまして。一気に読みましたので感想を。…………面白すぎだろッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!((失礼いたしました。とても面白い作品ありがとうございます。これからもどうか頑張ってください。 (2022年12月11日 18時) (レス) @page21 id: 24bba1a895 (このIDを非表示/違反報告)
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