二章・1話（桃＋青あり） ページ8
ジェルside
最近、るぅとが目を合わせない。
会話は普通にできる。だから配信では気づかなかった。前にるぅとの家に泊まったことがあるが、その時に抱きしめて寝たのを怒っているのだろうか。……いや、話は普通にしてくれるからそれも考えにくい。
るぅとはもともと人見知りな部分があり、そこまでガンガン関わることも薄かったがそれは夏のツアー前の話だ。何日も一緒に暮らしているツアー中にるぅとも慣れたのか、メンバー内ではかなり楽しそうにしてくれているようだったはずだ。
……自分は怒ることがないと思っていたが、なぜだろうか。今、おそらく無性にイライラしている。
これが怒るということか。と言いたいところだがどちらかと言えばもどかしさに近い。徹底的に避けられれば諦めはつくだろうがそうでなくただ目をあわせてくれないのだけなのだ。そんなの、目を合わさせたくなるじゃんか。
「ジェルくん、次、歌。」
「あ、ほんとだやべ」
るぅとに言われてテレビの画面を見る。……現在いるのはカラオケ。さとみ、ころん、るぅと、俺というメンツである。莉犬はレコーディング、なーくんは企画会議で後からの合流だ。先程までお菓子タイムとなっていたためかなんとなくダランとした雰囲気で、メンバーといるというのに普段と変わらない。
……しかし、俺が歌い始めて数分。ラスサビをそろそろ決めるぞ、というところで突然空気が変わった。
「さとみくんのバカ！！」
突然ころんが叫び、バタバタと帰っていった。
「こ、ころちゃん！？」
慌ててるぅとが後を追いかける。……お前ら絶対歌聞いてなかっただろ。俺も全くお前らのこと見てなかったけど。
ラスサビ歌う空気を絶たれそっとさとみのことを見ると、膨れっ面をしてドアを見ていた。
……どうしろと。
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せいら(プロフ) - 律@ティアプリさん» ありがとうございます……！めちゃくちゃ励みになります……！頑張ります(*´∀`)♪ﾜｰｲ (2019年11月24日 23時) (
レス) id: c2535f97e6 (このIDを非表示/違反報告)
律@ティアプリ(プロフ) - めちゃめちゃ好みです…！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください(*´∀｀*) (2019年11月24日 20時) (レス) id: a2d31bad2e (このIDを非表示/違反報告)
せいら(プロフ) - ぱーぷるうさぎ。さん» うわああありがとうございます！小説書くのど初心者なので色々と手探りですがありがたいです…！頑張ります＼(^^)／ (2019年11月22日 21時) (レス) id: c2535f97e6 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷるうさぎ。 - この小説とても好きです！これからも頑張ってください (2019年11月22日 20時) (レス) id: 743cd17f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せいら | 作成日時：2019年11月20日 9時
