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「どういうこと？大野さん着いてきてたの？」
『俺じゃないよ』
「でも俺はずっと1人だったよ？
…行きも、帰りも」
『でもずっと側にいたよ』
なにそれ。
おばけみたいな言い方…
ホラー映画は苦手なんですけど。
「誰が…」
『翔くんだよ』
え………？
翔さんが…？
『驚いた？翔くんなら足音も消せるし、気配も消せるしね』
「全然気づかなかった…
てか、そんな幽霊みたいな言い方」
『でも幽霊じゃん？』
「まぁあながち間違ってはないですけど…」
『でも着いて行かせて正解だったもんね』
顎を撫でながらそう呟く。
俺はあの時、ジャングルみたいなところで道に迷って出られなくなってしまった。
そんな中突然頭痛に襲われて、その場で動けなくなった。
でも目を開けると場所が変わっていて。
元いた場所に戻っていたんだ。
あれは…翔さんが…
そういえば…
目が覚めた時に落ちていた公園の写真。
あれも翔さんが置いていったものだったのか。
『ふふ、辻褄があった？』
「もう…変なこと、しないでよ…」
『変なこと？』
「俺を守る…とか。そんなの…」
『そんなの？」
そんなの…
必要ないから…
って言ったらこの人は怒るかな。
「…なんでもない」
『なに、強がってんの？』
「強がってないし」
『和は俺らにずっと守られてればいいんだよ』
そう言って頭を撫でられる。
なんだよそれ…
いつまで経っても俺が子供みたいじゃん…
俺だって、早くみんなに追いつきたいのに。
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櫻宮 - スピンオフ出たら速攻読みに来ます笑笑和は智たちは新たな道を歩いて行くのでしょう。和が言っていた｢僕を見つけて。｣きっとあの4人の心のどこかにあったんだと思います。 (2021年9月10日 9時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
Kai(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮さん、さすがの解釈です...!!(拍手) 初めての長編で慣れていませんでしたが、最後まで読んでいただけて本当に嬉しかったです！スピンオフはまだ未定ですが、何かしら書くかもです！笑 また是非読みに来てください♪ (2021年8月15日 23時) (レス) id: 0d8f9465a1 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - きっと雅紀はあの子と何か関わりがあるのか調べるんだろうなぁと思いました。笑スピンオフ期待してます笑笑素敵なお話ありがとうございますm(_ _)m (2021年8月12日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - このとき５人が探していたものは和は4人との思い出そして4人は和との思い出を探していたんだろうなと思います。最後のなんで泣いてるのか理由は簡単またあの4人に会えたから。凄く素敵なお話でした。 (2021年8月12日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
Kai(プロフ) - Akimiさん» Akimiさん、なんて嬉しいお言葉...(涙) 最後まで頑張って書いた甲斐があります。わざわざコメントまでしていただきとても嬉しいです♪ありがとうございます！ (2021年8月12日 15時) (レス) id: 0d8f9465a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kai | 作成日時：2021年5月17日 20時
