Believing (ページ38)

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ニノは今どうしているのだろうか。

気になってスマホを開いてみる。

すると、その時を待っていたかのようにピコンと通知が入る。

翔「マネからだ」

メールを開くと。

「お疲れ様です。

先ほど処置が終わり、今はベッドの上で眠っています。やはり、熱中症とのことでした。

それに元から貧血気味だったみたいで、そのせいで暑さに耐えられなかったみたいです。
今日はここで１晩入院して、明日また様子をみるそうです。

私がついていますので、皆さんは安心してください。
何かあったらまた連絡します。」

...もともと貧血気味だったのか。

今日の出来事がなんとなく紐づいてくる。

体調が悪いのを隠すのはあいつの悪いところ。

でも、それに気づいて何も行動を起こせなかったのは俺の悪いところ。

他のメンバーも同じように思っているのだろうか。

グループラインを見ると、

潤「和はこれからも同じことがあるかもしれないから、気づいたらすぐに対策するようにしよう」

智「そうだね」

雅「にのちゃんが無理してたら気づいてあげないとね」

と言う会話が繰り広げられていた。

それから数日して。

和「迷惑かけてすみませんでした、、」

元気な顔をして現れたニノに、よかったよかった～とみんな喜んでいて。

もうすっかり良くなった今でも、みんな目を光らせてニノのことを気遣うようになっていった。

Fin.

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