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翔「にの、、、？」
後ろを見ると、ニノが座り込んでいて。
ボールがコロコロと転がっていく中、その場に蹲り、立ち上がろうとしない。
心臓がドクリと音を立てる。
急いで駆け寄ると、荒い息を繰り返していて。
触れた体からは異常な熱さが感じられた。
翔「ちょっと！カメラ止めて！」
３人も駆け寄ってくる。
潤「どしたっ？」
翔「熱中症かも...」
雅「えっ、大丈夫？」
智「とりあえず涼しいところに運ぼう」
スタッフも慌てて駆け寄ってくる。
潤「今すぐ水と氷たくさん持ってきて！」
ニノは俺の腕の中でくたっと脱力していて。
そのまま日陰のある場所へと運ぶ。
雅「にの、大丈夫だからね。体冷やすよ？」
智「あっついな体」
智くんが言うように、ニノの体はほてっていて、顔も真っ赤だった。
なんで気が付けなかったんだろう、、
和「うぅっ、、」
翔「ニノ？分かるか？」
和「き、もち、...るぃ....」
そう言って横を向いたと思ったらパシャリと戻してしまって。
周りが慌て出す。
雅「にのっ！」
潤「落ち着いて。今無理やり水分とらせたら危ないから、とにかく体冷やそう」
智「よしよし、気持ち悪いな、、すぐ良くなるからね」
まだ吐くかもしれないからと、口元にタオルが敷かれた。
マネージャーがその間に救急車を呼んでくれて。
体を冷やしていてもニノは苦しそう。
早く救急車が来ないかとキョロキョロしてしまう。
智「にの？」
ニノはもう俺たちの声に反応しなくなってしまって、余計に焦りが増す。
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作者名：Kai | 作成日時：2020年6月29日 16時
