Believing (ページ35)

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雅「全力で掴みとれ！嵐によるビーチフラッグ対決～！！！」

相葉くんの掛け声からスタートしたこの企画。

俺たち５人が一斉にスタートして、30m先に立っている旗を掴み取る！というもので、至ってルールは簡単だった。

ゾロゾロと線が引かれたところに行き、５人並んでうつ伏せになる。

雅「おっしゃあ！」

潤「負けねぇぞ～！」

智「地面が熱いんだよなぁ」

文句を言っている人もいるが、スタッフがピストルを上に掲げると、みんなすぐに走り出せるように体制を整えた。

「位置について、、よーい！」

バーン！！！

大きな音とともに俺たちは走り出す。

先頭を相葉くんが駆け抜けていく。

俺は砂浜に足を取られて全然思うように走れない。

もう半分諦めているけど頑張って走る。

雅「よっしゃぁ～！！！」

相葉くんと智くんと潤が僅差で、最終的に相葉くんが勝ちとったみたいだ。

３人で盛り上がっている。

翔「いやぁみんな速いっすわ～」

そう言って同じく遅れてゴールしたニノをみると、ニノは膝に手をついてはぁはぁと肩を震わせていた。

翔「ニノ？大丈夫か？」

近くにいって声をかける。

和「あ、うん、、疲れたわ～」

そう言って上体を起こしてみんなの輪の中に入った。

なんかおかしい、、、

ニノらしくない、直感的にそう思った。

やっぱり何か無理してるんだろうか、、、

智「翔くん？」

翔「あ、もう～みんな速すぎるって～！」

そう言って俺も輪の中に入る。

いい感じに盛り上がってきたところで、次は砂浜でビーチバレー。

俺はさっきよりも気にしてニノのことを見るようになった。

２人と３人に分かれて対決することになり、俺はニノと同じチーム。

ピーッと笛の音がなると敵サイドの相葉くんがサーブを打ってくる。

翔「えいっ」

俺の腕でバウンドしたボールはネットに引っかかって落ちた。

和「どんまい翔ちゃん」

思った以上にバレー苦手なのか？俺。

そう思っていたが案外そこからは返すことができて、ニノともいい感じに協力しあって接戦となった。

あと１ポイント入れば決着がつく！というそんな時。

智「おりゃ！」

智くんの打ったボールは勢いよくこちらに飛んできた。

翔「ニノ！頼んだ！」

ボールは、ニノに取られることなく、

そのまま落ちていった。

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