Believing (ページ30)

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あの日と同じように楽屋を出た瞬間

知らない誰かに無理やり連れて行かれて。

使われていない部屋へと連れ込まれ

鍵をかけられた。

男「お前は何歳になってもかわいい顔してんのな」

和「おまえっ、、」

それはあの時捕まったはずの男で。

なんでここに入ってこれたのか。

どうしてここにいるのか。

あれから20年ほどがたった今でも俺を狙っていたそいつは、やっと俺を捕まえられたからなのか興奮していて。

怖くて怖くて

全身が震えた。

今すぐにも逃げ出したいのに

立ったまま手首をロープに縛りつけられていて身動きが取れない。

男「さぁて、何から始めようかな」

和「こんなことして許されると思ってんのかよ！」

男「あれぇ？口答えしちゃう感じ？しつけがなってないなぁ」

こっちにつかつか歩いてくる。

来るな…くるな……

俺の服に手をかけたと思ったら。

そのまま服のボタンを外そうとする。

和「やめろっ、、なにすんだよ！」

唯一動かせる足で男を思い切り蹴った。

男「うっ、、ってぇなぁ！」

男は目をギラリとさせて、

俺の服を掴んで一気に引き裂いた。

和「やめっ、、！！」

やばい...このままだとおれ、、、

すっと息を吸い。

和「やめろおおおっ！！！」

声の出る限り、思い切り叫んだ。

男「うるっせぇな。静かにしろよ」

そう言ってテープで口を塞がれて。

和「んんっ、、！！！」

やばい……

男は俺の体を執拗に撫で回し始める。

気持ち悪い、、、

あまりの恐怖に吐き気に襲われて、

気を失いかけたその時。

バタン！！！

突然扉の方から大きな音がした。

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