Believing (ページ21)

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ス「あの、すみません、、

二宮さんかなり体調悪いみたいで、到着したらこのまま一旦病院に連れて行くことになりました。」

智「えっ」

潤「え、どういうこと？」

雅「そんなに体調悪いの？」

ス「はい...もう何度か戻してしまっていて...水を飲んでもすぐに戻しちゃうみたいで少し脱水になりかけてるんです。

それに、船酔いが酷いだけだと思ってたんですけど、実は先ほど測ったら少し熱もあって...」

翔「え、今どんな感じなの？」

ス「今はぐったりした様子で横になっています。顔色も悪くて冷や汗も...」

俺たちはこれからの収録のことよりもにののことが心配で、スタッフの話を聞くやいなや、下で寝ているにのの元へと向かった。

にのはテーブルが置かれていたであろう場所で、寝袋のようなものの上に横たわっている。

側には心配そうなマネージャーが袋を手に座っており、近くにはタオルや水などが乱雑に置かれていた。

智「にの、、、」

雅「にのちゃん、大丈夫？」

みんな泣きそうな顔をして側に歩み寄る。

マネージャーはにのの背中をさすってあげている。

マネ「あ、皆さん。

二宮くん、かなりきついみたいで、先程も泣きながら戻していたんですよ...」

にのは横を向いて目を瞑っており、口元にはタオルが置かれていた。

寝ているのか起きているのかは分からないけど、その表情は辛そうで、息をするたびに上がる肩のスピードもかなり早い。

こんなに辛そうな顔を見るのは久しぶりで。

変わってやりたい、と強く思う。

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