Believing (ページ16)

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それからは大きな問題もなく、台本通りにしっかりと司会を務めることができた。

今年は白組の大トリとして５人が歌うことになっていて、その準備のために一旦裏へと下がる。

翔「ニノ体調どう？」

和「バッチリよ。今すぐにでも歌って踊りたいくらい」

そう言ってヘラっと笑った。

うん。大丈夫だ。

ニノはやると言ったら必ずやる男。

終わってからしっかり休ませてあげればいい。

そう気を取り直してステージに出た。

それぞれ立ち位置につくと、音楽が流れ始める。

歌って踊って、会場全体を一色に染め上げた。

最後の曲はそれぞれ離れて歌う予定だった。

でも、俺らは自然と集まって肩を組む。

みんな横にいるメンバーを見て目を合わせては笑顔で歌っている。

もうこの画だけで、俺らを説明するには十分だった。

歌い終わると大きな拍手が鳴り響き、俺らは揃って頭を下げる。

「ありがとうございました！！！」

結果発表の時間となり、今までの出演者の人たちもステージ上に出てくる。

「結果が出ました！」

会場全体が静まり返る、、、。

「今年の優勝は、、、

白組です！！！」

後ろのモニターには白組が獲得した票数が大きく表示されて、パーンと大きな音を立てて上からキラキラが降ってくる。

「やったぁ～！！」

みんなでハイタッチをして優勝を喜ぶ。

もちろん大きな優勝旗は５人全員で持った。

途中はどうなることかと思ったけれど、こうして最後は５人で優勝の美を飾ることができた。

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