Believing (ページ14)

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智「ニノさっきからふらふらしてたみたいで、俺に寄りかかったりしてたんだよ。やっぱり辛かったな。ごめんね、どうしようか、、」

潤「そうだったんだ、、、和？聞こえるか？」

松潤がそう声をかけるとにのはうっすらと目を開けてみんなの顔をぼんやりと見た。

でもその目は全然焦点が合っていなくて。

すぐに立たせてもまた同じことになるような気がした。

俺たちの元に、スタッフが駆け寄ってくる。

ス「皆さん。一旦、二宮さんを裏に運びましょう。少し、裏で休ませます。急ですが、皆さんは二宮さんの分もどうかよろしくお願いします」

にのは続行が不可能だと判断され、２人の男性スタッフに抱えられ、裏へと運ばれていってしまった。

今すぐにでも駆け寄っていきたいくらい心配で仕方がなかった。

でも、今はこの場を最後までやり遂げなければならないという責任がある。

突然のことに心臓が破裂しそうなくらいドキドキしていたが、なんとか心を落ち着かせた。

潤「今はニノが心配だけど、スタッフがなんとかしてくれてるはずだから。俺らは任されたことに集中しよう」

全員がその言葉に頷く。

この番組では、メンバーが1人抜けて他の場所から出演者をお伝えすることもよくある為、急に誰かがいなくなってもそこまで不審がられないことが唯一の救いだった。

それからの時間は4人ということもあって、ずっと落ち着かなかったがなんとか進行を続けた。

総合司会の方も、この状況を知っている為、少しでも俺らのサポートをしようとぐいぐいとその場を盛り上げてくれる。

しばらくして、少し長めの休憩の時間となった。

これから30分ほどはドラマの時間で、出演者は一旦裏に下がる。

おれたちは誰よりも早く足を進めて裏へと向かった。

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