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異能力は殆どの場合、その異能者が死 ぬと解除される。
つまりは、今直ぐ相手の異能を解除する場合は太宰さんの異能力か、私の夜叉で相手の喉元を掻き切るか又は意識を失わせる事しか方法は無いのだ。
相手は全てを見渡せる様な最上階で待っていた。
私は直ぐに夜叉姫で相手を攻撃する。
相手は私の異能力を外で見ていたのか、短刀で凌ぐ。
相手は短刀の扱いが上手いな…ならば此方は囮にし、本命の意識剥奪の為にもう一体夜叉の召喚をするのが妥当である。
私は何度も夜叉姫で相手の喉元や腕、足などを攻撃するが全て、避けられたり、短刀で弾かれた。
異能者「おいおい、ねーちゃんダメダメじゃね?そんな殺戮とか?便利すぎる異能力を持ってるのによぉ〜www俺が全部使いこなしてや…」
相手は隙を見せた。
其処が仇となった…。
私の異能力、夜叉姫でのもう一体は最初からそのアイディアが出た時から、影を薄めて潜んでいたのだから…準備は万端である。
私は仕込み杖を抜かない様に金色夜叉に命じ、そして相手の後頭部に向けて杖を振り下ろさせた。相手はといえば、軽めの脳震盪を起こさせ、気を失った。
後は夜叉姫を使い、異能者の捕獲をした。
八田くんの状態を確認する為に下を見下ろすと…
何故か猿比古に説教されていた。
取り敢えず、吠舞羅のメンバーや、セプター4が驚いているところを見ると八田くんは通常に戻った様だ。
私は、このまま夜叉姫と異能力者を連れて下に飛び降りた。
当然、セプター4も吠舞羅も突然、ビルから降り立ち、気を失った人を夜叉姫が抱えている状態に目を見開いた。
そして、遠目から夜叉姫で抱えている人物に気がついた安吾先輩は血相を変え此方に来た。
安吾「この人は…資料にあったNo.999の警戒値が高く、何か有れば排除指令も出ていた者ですね…。こんな騒ぎを起こしたにも関わらず…何故、排除しなかったんです。これ、目を覚ましたらまた八田くんが大変ですよ。」
そういう安吾先輩にとっておきのプレゼントを言った。
『今直ぐに排除してもいいですが…この異能力者はまだデータが少なすぎるんですよ。なので、太宰氏による、異能無効化を彼に施せばいいでしょう。ねぇ、太宰さん?先ほどの連絡で駆けつけて頂いたのはこの件ですよ。いきなりですいません。』
太宰「全く、君は相変わらず殺 しに抵抗があるのだねぇ…。今なら探偵社に戻れるかもしれないね?」
そう言いながらも、異能無効化を八田くんにした太宰であった。
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翡翠 永礼(プロフ) - 悠紀さん» ありがとうございます!猿比古となるべく絡ませたいとも思っています!これからも宜しくお願いします!更新のお楽しみとのことも嬉しく感じます! (2017年8月4日 15時) (レス) id: b6df0390b8 (このIDを非表示/違反報告)
悠紀(プロフ) - 私は猿比古が大好きなので少しでも猿比古とのお話が増えてくれるのがとても嬉しいです。入院されながらではとても大変だとは思いますが、更新を楽しみにしてます。急に失礼致しました。 (2017年8月4日 15時) (レス) id: 0834501bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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