君のとなり/S.Shori (ページ6)

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6話ページ6

気がつけば教室には人がたくさん入っていた。

女子は女子で何人かのグループを作り、

男子は男子で何人かのグループを作っていた。

貴「私たち、出遅れちゃった？笑」

君は女子のグループのほうを見ながら少し不安そうな顔をして笑った。

勝「んーまぁ、これから仲良くなれるしょ！」

貴「そうだね！勝利くんがいるし！」

君のそのひとことがすごくうれしくて、

君は僕には好意がないのだろうけど、

僕にとってはすごく、すごくうれしかった。

？「ねぇ、勝利くんと聖奈ちゃん、だよね？」

前の席に座った、ハーフっぽい子が話しかけてきた。

勝「そうだよ。君は？」

マ「僕はマリウス葉！マリウスとかマリってよんでね！」

貴「マリウスくん、よろしくね！」

マ「もぉー、呼び捨てでいいのにー(笑)」

マリウスはほっぺをぷくっとして笑いながら言った。

なんか、弟にしたいなぁって感じ。

貴「じゃあ、マリウスって呼ぶね(笑)マリウスはハーフなの？」

マ「そーだよー。ドイツと日本！」

勝「ドイツかぁーー。いいなぁ。ドイツに住んでたの？」

マ「ちっちゃい頃は住んでたよー。」

と、マリウスの話で盛り上がっていると、

？「ねぇねぇ、俺もいれてくれない？」

マリウスの隣に座った子が話しかけてきた。

貴「もちろん！えっと...ごめん、名前は？」

聡「あ、俺、松島聡！よろしく！」

聡はおもしろくて天然でユーモアあふれる感じだった。

この4人で担任が来るまで話していた。